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矯正歯科専門医院からのお便り 2015年5月 vol.45

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 矯正歯科専門医院からのお便り

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こんにちは。
OPひるま歯科 矯正歯科『ひるまだより』編集部です。

皆さんご存知だと思いますが、6月4日は「6(む)4(し)」にちなみ「虫歯を
予防する日」です。昭和のはじめごろは、「虫歯予防デー」と呼ばれていました
が、現在は「歯と口の健康週間」。今年は6月4日~10日まで、都道府県歯科医
師会がさまざまな啓発イベントを開催するそうです。

ひるまだより63号でも布田花子先生が日本歯科医師会の8020運動に言及されて
いますが、80歳になっても20本以上自分の歯を保つことができるようメインテ
ナンスをしっかりやっていきましょう!

それでは『ひるまだより』63号のダイジェスト版をお届けしますのでご覧く
ださい。

★『ひるまだより』はこちらからダウンロードできます。
https://www.hiruma.or.jp/clinic/newsletter

★インタビューページ
https://www.hiruma.or.jp/clinic/interview/interview31

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■ もくじ

□ 特集 患者さんインタビュー31 Sさん
「信頼できる医院を探すことが大事 良いタイミングで出会えてよかった」

□ Under20 vol.12
 「子どもと大人の矯正治療」
  歯科医師 布田花子

□ ヒルマヤスアキのホッとひと息
 「OPひるま歯科で家族・友達のメインテナンスを!」
  院長 晝間康明
 
□ OPひるま歯科 矯正歯科からのお知らせ

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■特集 患者さんインタビュー31
「ゴ信頼できる医院を探すことが大事 良いタイミングで出会えてよかった」
◎Sさんへのインタビューの内容をダイジェスト版でお届けします。全文は
ホームページでご覧ください。
https://www.hiruma.or.jp/clinic/interview/interview31

◆矯正治療を受ける前はどのような歯並びでしたか。
●小さい頃から歯並びがデコボコしているのに加えて、上の前歯が前に出て
いました。食事をしづらいということはなかったのですが、口が閉じにく
いのが自分では気になっていました。小学校低学年の頃から、家の近くの
歯医者さんで矯正治療を受けていました。

◆娘が矯正治療を始めた頃は岡山県に住んでいて、自宅近くの歯科医院で
歯の裏側にバネをつけて歯列を広げる治療をしてもらっていました。その
後、東京に引っ越してきて、自宅の近くで矯正歯科を見つけて新たに通い
始めました。そこの医院では「とりあえず歯全体にワイヤーをつけましょ
う」と先生から言われただけで詳しい説明もなく治療が始まりました。

しばらく様子をみていたのですが、毎回なにも説明をしていただけなくて、
だんだん不信感がつのってきたのです。それで、信頼できる矯正歯科はない
かと探し始めて、出会ったのがOPひるま歯科 矯正歯科でした。

■OPひるま歯科 矯正歯科の印象はいかがでしたか。
◆カウンセリングで晝間先生が「12才臼歯がまだ生えていないので、今すぐ
ワイヤーをつけてもあまり意味がありません。定期的に歯のクリーニングを
しながら12才臼歯が生えてくるのを待ち、すべての歯がそろってから矯正治
療を始めましょう」と、とてもわかりやすく説明してくれたので晝間先生に
お願いしようと決めました。

■治療中、これがあったから頑張れたということはありますか。
●周りの友達に矯正治療をしている子が多くて情報交換したり愚痴を言い合っ
たりできるのが良かったと思います。「歯医者さんに行ったあとって2、3
日痛いよね」とか「歯並びきれいになってきたね」など友達同士で言い合え
たので、それが気分転換になりました。

■矯正治療を受けるか悩んでいる方にアドバイスを。
◆矯正治療は時間もお金もかかるので医院選びが大事だと思います。娘の治
療を通して、いろいろな医院があることがわかりました。いいと思った医院
でも納得のいく説明をしてもらえないこともあります。時間はかかっても信
頼できる医院を探すのがよいと思います。

●私の場合は母のすすめもあり、良いタイミングで晝間先生に出会えて良かっ
たです。歯並びがきれいになって噛み合わせもよくなったので、前よりも良く
噛んで、おいしく食べられるようになりました。歯磨きも毎日ていねいに行い、
フッ素のうがいもしています。これからもきれいになった歯を保っていきたい
と思います。

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【解説 — 院長・晝間康明】
※ホームページでは写真つきでわかりやすく解説しています。
ぜひご覧ください。
https://www.hiruma.or.jp/clinic/interview/interview31

拡大非抜歯治療から転医して抜歯治療を行った症例
●初診時の診断「中立咬合 両突歯列 叢生歯列弓」

今回は、7歳の時に歯列拡大を目的とした矯正、その後全体的に非抜歯矯正を
おこなっていたものの治療方針や口唇の緊張感・突出感に疑問を持ち当院に転
医して抜歯による矯正治療を行ったSさんの症例について解説します。

■OPひるま歯科 矯正歯科に転医するまでの流れ
1.A歯科医院にて
7歳~8歳:前歯のでこぼこ(叢生)を改善するために上下顎に拡大を目的と
し上下歯列の裏側に拡大用のバネを装着。

2.B歯科医院にて
8~10歳:転居によりB歯科医院に転医、永久歯が萌出してきたことで再度叢
生が現れ始めたので上下顎にブラケットを装着。非抜歯にて治療を行うも前歯
が突出し、口唇が閉じにくくなってきた。

■OPひるま歯科 矯正歯科 初診(転医)時 11歳

【主訴】
上下顎前歯の唇側傾斜および拡大による口唇閉鎖時の突出感・緊張感の改善。
治療方針や説明に対する不安の解消を希望して当院へ転医されました。

【顔貌所見】
正貌において下顎骨の軽度左側偏位、側貌において口唇閉鎖時の口腔周囲の緊
張感や側貌における軽度突出感を認めました。

【口腔内所見】
A歯科医院の資料から本来は顎骨に対して歯が大きすぎて並びきらない叢生で
あること、歯列の拡大が歯の傾斜により起きていることで徐々に叢生が戻りB
歯科医院に転医した際にその叢生を改善するために上下顎に装置が装着されて
いました。永久歯は上下顎第1大臼歯まで萌出しており、下顎の第2大臼歯
が萌出し始めていました。

【X線写真所見】
側面頭部X線規格写真(セファロ)により、上顎骨と下顎骨の前後的な位置関
係は良好でした。上下顎骨の歯の並ぶ前後的な奥行きはそれほど無く、上下顎
前歯は唇側に位置し軽度の口唇突出感の原因と考えられました。パノラマX線
写真では、上顎第2大臼歯(左右上7番)の歯胚は上顎骨の深い位置に存在し
萌出までに時間がかかると予想されたこと、下顎左右に第3大臼歯(親知らず)
の埋伏を認めました。手根骨のX線写真では骨端骨の骨化が進行中で今後の成
長が大きいと考えられました。

【唾液検査・歯周組織検査】
唾液検査では、むし歯の原因菌であるミュータンス菌、ラクトバチラス菌が少
なく、唾液の分泌量も少なく、むし歯を予防しやすい症例と考えられました。

【特記事項】
特記事項はありませんでした。

■経過観察治療方針
当院への転医時は、 左右下7番が萌出途中で今後の萌出により前歯の叢生が
後戻りする可能性が高いこと、上顎は左右上7番が萌出するまでに時間がかか
りこのまま治療をしていても左右上7番が治療中に萌出することは期待できな
いこと、このまま非抜歯の方針で治療を継続しても口唇閉鎖時の突出感・緊張
感は改善しないことから矯正治療を中断し叢生の後戻りや左右上7番の萌出状
況を経過観察することとしました。経過観察期間中には、むし歯と歯周病予防
のためにバイオフィルムを除去するメインテナンスを継続していくこと、フッ
素塗布により歯質を強化するための指導やフッ素塗布を行いました。

■動的治療開始時 14歳

【顔貌所見】
顔貌は初診時同様に軽度の左側偏位と口唇閉鎖時の突出感・緊張感を認めました。

【口腔内所見】
経過観察期間中に左右下7番の萌出に伴い下顎前歯部に叢生が強く現れました。
上顎は左右7番が未だに萌出しないため叢生が現れませんでしたが前歯の唇側
傾斜に変化はありませんでした。

矯正装置を装着する前の初期治療により歯面にこびりついたバイオフィルムを
PMTC、スケーリングにより除去し、フッ素塗布による歯質の再石灰化、適切な
ブラッシング方法の指導により口腔内のバイオフィルムを除去し矯正治療を開
始しました。

【X線写真所見】
手根骨のX線写真では骨化が進み成長がほぼ終盤の時期にあることが分かりま
した。パノラマX線写真では左右上7番は萌出していないものの1~2年で萌
出可能な位置まで移動してきたことが確認できました。

■動的治療方針
経過観察期間に予想通り下顎前歯部に叢生が現れてきたことから、現在の顎骨
に対して歯が大きすぎて並びきらないことが確認できました。上顎には叢生が
ありませんが、左右上7番が萌出してくれば同様の状況になること、前歯の唇
側傾斜により口唇閉鎖時の突出感・緊張感は依然として残っており改善するた
めには前歯を後退させることが必要であることから上下顎左右第1小臼歯(上
下左右4番)を抜歯し、顎骨内にスペースを確保し叢生を改善しながら前歯を
後退させ大臼歯を近心(前方)に移動しながら咬合を安定させることとしました。
治療の予想期間は30ヵ月を想定しました。

■装置装着時(動的治療開始時)
小臼歯抜歯後に動的治療を開始しました。

■動的治療終了時 17歳
【動的治療期間および保定期間】
動的治療期間は予想の30ヵ月を超え、約35ヵ月かかってしまいました。この
間の調整回数は35回、平均的な来院間隔は1.0ヵ月でした。無断キャンセル
などによる長期の中断はありませんでしたが、下顎骨の左側偏位による上下歯
列正中のズレを改善することに予想より時間がかかってしまいました。保定期
間は24ヵ月を予定し現在は保定中です。

【顔貌所見】
動的治療後の評価では、上下顎前歯の後退により側貌における口唇突出感や口
唇閉鎖時の緊張感は改善し、口元の良好なバランスを得ることができました。

【口腔内所見】
予想通り動的治療期間中に左右上7番が萌出し、安定した咬合を得ることがで
きました。左右の臼歯関係はアングルI級となり左右対称の咬合を得ることが
できました。左右上1番近心隣接面に黒く変色したエナメル質脱灰のあとがあ
りますが、矯正治療開始前から存在したもので左右上1番の角度を変化させた
ことで矯正治療中に見えてきたものです。

矯正治療中からフッ素による再石灰化を行い、凍みるなどの臨床症状もなく歯
質は硬く艶があり唾液検査によるむし歯のリスクも低いことがわかり、現在は
再石灰化によりう蝕の進行が止まっているため経過観察としています。

【X線写真所見】
動的治療後の評価では、パノラマX線写真所見において、あきらかな歯根吸収
や歯槽骨吸収などを認めませんでした。左右下8番(親知らず)は徐々に萌出
してきていることを確認しましたので、保定期間中に抜歯が必要だと考えてい
ます。セファロX線写真の重ね合わせで、上下顎前歯の後退により口唇が後退
して突出感と緊張感が改善したことがわかりました。また、下顎骨はわずかに
成長して前方に移動し、オトガイがより明瞭になり美しい横顔になりました。

■う蝕のリスク比較
う蝕のリスク合計は初診(転医)時「6」→動的開始時唾液検査「4」→保定開始
時「6」と低い状態で安定しました。これは、歯の磨き残しであるPCRやフッ素
の使用状況の改善によりリスクが減少したこと、接触する歯の本数が増加し噛
み合わせが安定したこと、口唇を閉じやすくなったことにより咀嚼機能が向上
し唾液の分泌量が増加したためと考えられました。

■歯周病のリスク比較
歯周病のリスク合計は初診(転医)時「4」→動的治療開始時「0」→保定開始時
「2」と減少し安定しました。歯周病のリスクはほとんどない状態です。

■考察
本症例のSさんは、A歯科医院の初診時より拡大が行われたものの後戻りしてし
まいました。その後、転医したB歯科医院でも非抜歯により歯を並べたことで
後戻りをしたり口唇閉鎖時の緊張感が現れてしまった症例です。

乳歯から永久歯に生え変わる際にSさんのように捻れて生えてくるとご両親は
心配になり、早い時期(子供の頃)に治してあげたいと思ったり、早い時期に
治療をすることで将来の抜歯による矯正治療を避けようと考えるものです。

しかし、歯並びが悪くなる原因は顎の骨に対して歯が大きすぎること、上下顎骨
の大きさや位置関係のズレにより起きるものです。したがって、どんな症例でも
子供の頃に画一的に拡大したからといって顎骨や歯の大きさをコントロールでき
るわけではなく原因を改善することはできないため、拡大したことで口が閉じに
くくなったり、治療後に後戻りするか抜歯による矯正治療を再度行わなければな
らなくなるのです。

当院は、できるだけ患者さんに負担の少ない治療を行い最高の結果をもたらすこ
とを第1に考えますので、もしSさんが最初にA歯科ではなく当院を受診された
場合は、子供の時に歯列拡大をする治療は行わず経過観察とし、むし歯の予防を
しながら永久歯の萌出を待ち、成長を確認しながら矯正治療のタイミングを
待ち、抜歯による矯正治療を行うと思われます。その方が、子供の時に拡大をし
たり非抜歯で治療することで歯を磨きにくくしたり、拡大するための治療費や非
抜歯による治療費の負担、通院する時間、矯正装置による痛みの負担を減らすこ
とができるからです。

Sさんのように拡大や非抜歯の治療を経験された多くの方は、すでに高い治療費
を支払ってしまっているため簡単に転医できません。そして、なんとか非抜歯で
歯を並べようとするのですが、生涯にわたり口が閉じにくいことを我慢したり、
一生リテーナーを使いながら後戻りを防ぐことになるのですが、途中でリテー
ナーを使わなくなってしまう方がほとんどなので最終的には後戻りしてしまうの
です。

Sさんのご両親も当院に転医するには非常に負担が大きく悩まれたのですが、転
医は正しい選択であったと考えます。また、Sさん自身も抜歯による矯正治療や
長期にわたる矯正治療をよく頑張ってくれたので、このようなきちんとした歯並
びと美しい口元を手に入れられたと思います。

現在、きれいな歯並びを求める方が増えており矯正治療を受ける患者さんは増え
ているのですが、比例して無理な歯列拡大や非抜歯による矯正治療の失敗が増え
ています。失敗の原因は歯科医側の問題が大きいのですが、自分やご家族を矯正
歯科の失敗から守るためにはご自身で安易な矯正治療を選択せず矯正治療後長期
にわたり安定する矯正治療を選択するために治療方針について担当医と十分に話
し合って、本当にその治療が可能なのか、今行うべきなのかなど十分に理解して
行うようにしましょう。

 
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■Under20 vol.12
 「子どもと大人の矯正治療」
  歯科医師 布田花子
  

◇一生自分の歯で噛むために!◇

当院で矯正治療を受けている患者さんは、子どもから大人まで幅広い年齢層の方
々がいます。いずれの患者さんも目的は同じで、歯並びを整えて一生自分の歯で
しっかり噛めるようにするためです。歯並びが悪い人の中には、歯がでこぼこに
生えているだけでなく、奥歯や前歯がきちんとかみ合っていないことがあります。

その場合、食べ物を噛み砕く効率がよくありません。また、かみ合わせが不安定
で全体で均等に力を負担できないと特定の歯だけに負担が大きくかかり、その歯
だけ寿命が短くなってしまうこともあります。さらに、むし歯や歯周病の予防に
重要である歯みがきの際、でこぼこな状態では歯ブラシがあたりにくいため十分
な歯磨きが難しく、むし歯や歯周病が進行してしまうケースもあります。

日本歯科医師会が行っている「8020運動」をご存知でしょうか。80歳で20本
の歯を残そうという運動です。実際に80歳で20本の歯が残っている方の歯並び
を調べた結果として、比較的良いかみ合わせ、良い歯並びの方がほとんどであっ
たという報告があります。歯並びが良くないと、必然的にむし歯や歯周病にかか
りやすくなり、歯を失うことにつながっていくのです。逆に早めの時期に矯正治
療で歯並びとかみ合わせを改善することで、きちんと噛めるようになり、噛むこ
とで唾液も分泌され、歯磨きもしやすい状態を長く維持できるようになります。 

◇子どもは成長に合わせた治療を◇

では、子どもの時期に行う矯正治療と大人の矯正治療の違いはというと、大きな
違いとしては成長のある時期の治療か成長が終了してからの治療かということに
なります。「成長」とひと言でいっても、歯並びに関わる部分は頭部、顔面部、
歯槽部等パーツごとに細かく分かれ、それぞれの部位により成長が旺盛に進む時
期、成長が終了する時期等も異なります。代表的なところでは、上下の歯が生え
る土台となる上顎骨と下顎骨も成長時期は異なります。そのため成長期の矯正治
療では、歯並びだけを見て治療方針を決めているのではなく、成長発育段階が今
どこにあり、今後どのような成長変化をするかの予測も含めて、一人一人の治療
方針を立案していきます。顎の骨がまだ発育段階にある子供の場合、矯正治療で
その成長発育を促したり、抑制したりしながら顎の問題を解決できる場合もあ
り、大人に比べて治療期間が短縮できるケースもあります。
 
◇健康な歯と歯周組織であれば何歳でも矯正治療は可能◇

一方、大人になってからの矯正治療に年齢制限等あるかといえば、健康な歯と歯
周組織であれば何歳でも治療は可能です。ただし悪い歯並びを放置している期間
が長いほど、歯磨きのしにくさによりむし歯や歯周病が進行している可能性や、
かみ合わせの不均衡が顕著になっていることも考えられ、治療の難易度も高くな
る傾向にあります。歯並びは見た目だけではなく、きちんと機能できる状態(安
定した咬合)、清掃しやすい状態になることが、歯や歯周組織も含めお口の中全
体、ひいては身体全体の健康を左右する要因になるのです。

 
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■ヒルマヤスアキのホッとひと息
 「新聞・テレビも警鐘を鳴らす「間違いだらけの矯正歯科選び」
 院長 晝間康明

今年3月、日刊ゲンダイに〈・抜かずに・でトラブル急増「子供の矯正」正しい
歯科医選び〉という特集記事が掲載され、4月にはNHK朝の情報番組「あさイ
チ」で〈「子どもの歯科矯正」医師会に相談の56%が不適切治療! 研修・経験
乏しい医師増加〉と特集された番組が放映されました。内容は、経験の少ない歯
科医の不十分な検査・診断により安易で不正確な矯正歯科治療が行われる症例が
増えており、治療後に噛めない状態が残ったり患者さんの希望に沿わない治療が
行われ、治療結果に満足されないトラブルが後を絶たないというものでした。

このような事例は当院でも枚挙にいとまがなく、警鐘を鳴らすために2000年に
開設した当院ホームページの質問コーナーで患者さんからの矯正治療トラブルに
答えていますが、近年きれいな歯並びを希望する方が増えたことに比例して問題
を抱える症例もより多くなっていると感じています。主な原因は、歯科医院が多
くなりすぎたことで矯正治療経験のない歯科医師が患者受けのよい非抜歯による
矯正治療を過剰に宣伝している、患者獲得のため治療費を低価格化したことによ
る重要な検査・診断・矯正治療トレーニングを省くコスト削減の影響などが大き
いと考えます。矯正治療を受ける際にこのような不幸な事態にならないために
もっとも大切なのは、矯正歯科医院選びを慎重に行うことです。冒頭の記事に掲
載されていた医院選びのポイントを次に記します。

●頭部X線規格写真(セファロ)を撮影している
●X線写真や口腔内模型を分析し治療計画を立てている
●治療計画や費用を十分な時間をかけて説明している

セファロは世界中の矯正歯科医が必ず撮影する横顔の骨格を規格化して撮影する
X線写真です。X線写真や口腔内模型などの資料で治療前後の変化を正確に分析
して治療計画に反映し適切な治療方針を立てているかが大切です。

また、矯正治療は長期にわたり、費用も高額です。事前にそれらの説明を受けて
納得してから治療を始める必要があります。治療計画、費用を説明してもらい、
文書をもらって保存し、治療開始後、計画の確認や質問ができる医院を選びま
しょう。

当然ですが当院はこれらの要件をすべて満たすだけでなく、さらに様々な資料を
分析して説明しています。また、むし歯と歯周病の予防・治療についてもきちん
とした分析をして説明をしていますのでご安心下さい。

  
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■ OPひるま歯科 矯正歯科からのお知らせ

◆2月に移転しました◆
OPひるま歯科 矯正歯科
新住所:東京都立川市曙町1-36-1
電話番号:042-526-3376 ※電話番号はこれまでと変更ありません。

◆スマートフォンOPひるま歯科 矯正歯科のホームページが
 ご覧いただけます◆

 https://www.hiruma.or.jp/sp/

◆初診のご予約はお電話かホームページで◆

 フリーダイヤル:0120-923-754
 初診受付ページ:https://plus.dentamap.jp/netuser/?id=37

◆ホームページをご覧ください◆

キャンセルによる予約の空き状況を当院ホームページとTwitterでお知らせ
しています。

 twitter:http://twitter.com/#!/hirumac
 ホームページ:https://www.hiruma.or.jp/

◆あなたの矯正治療体験を聞かせてください◆

OPひるま歯科 矯正歯科で治療中または治療を終了された方で取材にご協
力いただける方を募集しています。

● 取材は30分~40分程度、OPひるま歯科 矯正歯科で行います。

● 取材内容:矯正治療を始めた理由、OPひるま歯科 矯正歯科を選んだ
理由、矯正治療中、大変だったことなどなど。ひるま先生の面白エピソード
などお持ちの方は大歓迎!! 『ひるまだより』編集部が取材させていただきます。

● 掲載媒体:OPひるま歯科 矯正歯科ニュースレター『ひるまだより』・
OPひるま歯科 矯正歯科ホームページ
  
● 掲載内容:インタビュー記事、担当医師による症例解説・写真(治療風景
・スタッフとの記念写真・症例写真など)

ご協力いただける方は、お電話かメールでお知らせください。ご協力よろしく
お願いします。

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■ 編集後記

今回取材にご協力いただいたSさんは、他医院で、小学生低学年の頃から矯正治
療を受け、永久歯への生えかわりとともに後戻りし、医院に不信感をもつように
なり、OPひるま歯科 矯正歯科へ転医されました。ご本人はもちろん、ご家族の
皆さんも大変だったことでしょう。OPひるま歯科 矯正歯科で、きちんとした
診断と治療を行い、素晴らしい歯並びを手に入れられました。ぜひホームページ
で記事の全文を読んでみてください。

Sさんのインタビュー全文はこちらから。
【インタビューページ】
https://www.hiruma.or.jp/clinic/interview/interview31

さて『矯正歯科専門医院からのお便り』次号は2015年7月末ごろ配信いたします。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

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◎ ひるまだより とは
 OPひるま歯科 矯正歯科で、隔月で発行しているニュースレターです。
 下記アドレスからダウンロードできます。
 https://www.hiruma.or.jp/clinic/newsletter
 
 
◎ 口腔健康ネットワーク【HAHAHA生活】
 予防をして歯を守ることを第一に考える歯科医院が集まって立ち上げた
 サイトです。ぜひご覧ください!
 http://hahaha-seikatsu.net

 
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                    新住所:東京都立川市曙町1-36-1
                       電話番号:042-526-3376
                 ※電話番号はこれまでと変更ありません。

                       
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