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矯正歯科専門医院からのお便り 2015年11月 vol.48

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矯正歯科専門医院からのお便り

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こんにちは。
OPひるま歯科 矯正歯科『ひるまだより』編集部です。

早いもので、今年も残すところあと1ヵ月となりました。
先日発表された関東の3ヵ月予報では、今年の冬は気温は高め、降水量は多め、
暖冬になるようです。
暖冬と聞くと少しホッとした気持ちになりますが、ここ最近では突然の悪天候が
災害につながることも多いので、油断せず、健康に安全に冬を過ごしましょう。

U20の矯正治療を担当されていた布田花子先生が今年末で退職されることにな
りました。つきましては『ひるまだより』の連載も今回で最後となります。
ご愛読ありがとうございました。

それでは『ひるまだより』66号のダイジェスト版をお届けしますのでご覧くだ
さい。

★『ひるまだより』はこちらからダウンロードできます。
https://www.hiruma.or.jp/clinic/newsletter

★インタビューページ
https://www.hiruma.or.jp/clinic/interview/interview34

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■ もくじ

□ 特集 患者さんインタビュー34 Aさん
「永久歯が生えそろうまで経過観察 安心して治療を受けられました」

□ Under20 vol.15
「矯正治療と保定」
歯科医師 布田花子

□ ヒルマヤスアキのホッとひと息
「歯の根の治療の大切さ」
院長 晝間康明

□ OPひるま歯科 矯正歯科からのお知らせ

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■特集 患者さんインタビュー34
「永久歯が生えそろうまで経過観察 安心して治療を受けられました」
◎Aさんへのインタビューの内容をダイジェスト版でお届けします。全文は
ホームページでご覧ください。
https://www.hiruma.or.jp/clinic/interview/interview34
◆矯正治療を受けようと思ったきっかけを教えてください。
●小学校4年生の時、学校の歯科検診で噛み合わせが悪いことを指摘され、母と
一緒にかかりつけの歯科医院に足を運んで診てもらいました。その先生からOP
ひるま歯科矯正歯科を紹介してもらい、晝間先生にくわしく診てもらったので
す。歯が少しねじれて生えていて上の歯が前に出ている状態ということでした
が、当時はまだ永久歯と乳歯が混在して生えていたので、定期的に通院して歯の
状態をチェックし、全部の歯が永久歯にはえそろってからもう一度検査をして治
療するかどうかを決めましょうということになりました。

◆永久歯にはえそろうまでどのように通院しましたか。
●3ヵ月に1回のペースで通い、むし歯にならないよう衛生士さんにクリーニン
グをしてもらいました。

◆永久歯が生えそろって、再度検査をしたのですね。
●はい。6年生のおわりくらいの時に永久歯がはえそろったので、再度検査をし
てもらいました。検査の結果、やはり歯の状態は変わっていなかったので、矯正
治療をすすめられました。

◆ワイヤーの感触はいかがでしたか。
●噛み合わせが深いケースだったので、最初は上の歯だけにワイヤーをつけても
らいました。初めてつけてもらった時は、「ついたな」「邪魔だな」という感じ
(笑)。1ヵ月に1回通院してワイヤーの調整をしてもらうのですが、つけたそ
の瞬間は痛みは特になく、その日の夜とか次の日がすごく痛いんです。3、4日
たつと、痛みはだんだんひいてきて気にならなくなりましたが、慣れるまでがし
んどかったですね。

◆お友だちを紹介して一緒に通った時期もあったそうですね。
●仲良しの友だちも歯並びを気にしていて、お母さん同士も仲がよかったので、
いい医院はないかしらと母が相談を受けたそうです。私が治療を受けていること
を話したら興味を持ち、その子も治療に通い始めました。仲良しの友だちと矯正
のことでいろいろ話すことができて心強かったです。

◆OPひるま歯科 矯正歯科の印象を教えてください。
●晝間先生もスタッフの方もすごくやさしくて、歯のことをしっかり考えている
ことがひとつひとつの言葉から伝わってきました。永久歯と乳歯が混在している
段階で矯正装置をつけるのではなく、永久歯がはえそろうまで経過を見てもらっ
たのも安心できました。母にも、歯並びは体の健康とも深くつながっていると教
えられました。大人になる前にしっかり矯正治療ができてよかったと思います。

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【解説 — 院長・晝間康明】
※ホームページでは写真つきでわかりやすく解説しています。
ぜひご覧ください。
https://www.hiruma.or.jp/clinic/interview/interview34

上顎のみ抜歯治療を行った成長期の上突歯列症例
●初診時の診断「上突咬合 上突歯列 叢生歯列弓 下後退顎」

今回は、9歳の時に上顎前歯の叢生(乱杭歯)の改善を主訴に来院し、経過観察
を経て上顎のみ抜歯による矯正治療を行った患者Aさんについて解説します。
■初診時

【現症および主訴】
9歳の時点で上顎前歯が唇側に突出しながら萌出し叢生である事を不安に思い来
院されました。

【顔貌所見】
正貌において左右の非対称性を認めず、側貌において、下顎の後退感口唇閉鎖時
の軽度緊張感口唇の突出感を認めました。

【口腔内所見】
上顎前歯が唇側に傾斜し突出し、上下顎前歯部に叢生を認め、前歯の被蓋関係は
やや深い過蓋咬合(前歯の重なる量が多い)の傾向を認めました。臼歯関係は左
右ともにAngle class IIで上顎歯列に対して下顎歯列が後方に位置する傾向を認
めました。臼歯関係がAngle class IIである原因は骨格的に下顎骨が後退してい
るためと思われました。

まだ永久歯は完全に萌出しておらず(永久歯は前歯と第1大臼歯のみ)、乳歯と
永久歯の混在する混合歯列期でした。
【X線写真所見】
側面頭部X線規格写真(セファロ)により、上顎骨と下顎骨の前後的な位置関係
は下顎骨が後方に位置し、上下顎骨の歯の並ぶ前後的な奥行きはあまりなく、上
顎前歯は唇側に傾斜することで口唇突出感の原因となっていることがわかりまし
た。下顎骨は筋肉のつく部位(下顎角部)がしっかりしているものの頭蓋に対し
て下顎骨がやや後方に位置している傾向を認めました。パノラマX線写真では、
まだ萌出していない永久歯は先天欠如することなく存在し、上下顎左右親知らず
の歯胚(歯のもと)を認めました。

【唾液検査・歯周組織検査】
唾液検査では、歯の磨き残しが多く、むし歯の原因菌であるミュータンス菌も認
め、むし歯のリスクはやや高い傾向を認めました。歯周病のリスクである歯肉か
らの出血は永久歯である第1大臼歯の隣接面で認められました。

【経過観察方針】
大臼歯関係はAngle class IIで上下顎歯列の前後的なズレの原因は上下顎骨の骨
格の前後的なズレによるものであると診断しましたが、このようなズレを改善す
るための成長の抑制や促進に効果的な方法はないと考えました。また、前歯部の
叢生は上下顎骨の大きさに対して歯が大きすぎることが原因であり、顎骨を大き
くして歯を並べようとしても顎骨を大きくすることができず効果がないと考えま
した。

したがって、現時点では積極的な矯正治療の介入は必要なく、永久歯列が完成し
顎骨の成長がある程度予測できる頃、かつ学業と矯正治療による通院のバランス
がとれる時期を考慮して矯正治療を開始することが適当と考え、それまでは永久
歯の正常な萌出と、う蝕の予防を行うためのメインテナンスをしながら経過観察
を行う方針としました

■動的治療開始時
11歳8ヵ月まで経過観察を行い、上下顎ともに第1大臼歯までの永久歯が萌出し
た段階で検査を行いました。

初診時同様に、上下顎骨は前後的に成長したものの上顎骨に対して下顎骨の相対
的な位置は後方のままの成長であり、下顎骨は頭蓋に対して後方に成長していく
傾向も認めたため、上顎は叢生の改善および前歯の後退のために上顎の小臼歯
(左右4番)のみの抜歯によりAngle class II仕上げの咬合とする矯正治療を行
う方針としました。動的治療期間は約30ヵ月と予想しました。下顎を非抜歯に
より治療するために下顎前歯の叢生は下顎前歯を唇側に傾斜させることで改善す
ることとしました。

懸念事項として下顎第2大臼歯は上顎大臼歯と半咬頭での咬合となること、顎骨
の成長量が少ないと下顎骨は非抜歯で歯が並ぶスペースが不足し、下顎第2大臼
歯の遠心部が歯肉に埋伏してしまう可能性があることをAさんと保護者の方に説
明し治療に入りました。

過蓋咬合であるため上顎にのみ装置を装着して矯正治療を開始しました。
■動的治療終了時

【動的治療期間および保定期間】
動的治療期間は予想の30ヵ月より長い32ヵ月の期間がかかってしまいました
が、この間の調整回数は29回、平均的な来院間隔は1.1ヵ月でした。途中でキャ
ンセルが続き、来院間隔が長くなってしまったことで治療期間が長くなってしま
いましたが、診療回数は予定通りで動的治療を終えることが出来ました。保定期
間は24ヵ月を予定し、現在は保定中です。
【顔貌所見】
動的治療後の評価では、上下顎前歯の後退、鼻骨・オトガイ部の成長によりE-
lineが前方に移動し、総合的に口唇突出感や口唇閉鎖時の緊張感は改善し、口元
の良好なバランスを得ることが出来ました。
【口腔内所見】
臼歯関係は左右ともにAngle class IIとなり、上顎のみ左右4番を抜歯している
ので上下歯列の前後的なズレは解消されました。下顎左右7番の咬合も予測模型
とほぼ同様の状態で上顎大臼歯と半咬頭での咬合となりましたが安定しており、
右側7番遠心部は僅かに埋伏しています。
【X線写真所見】
動的治療後の評価では、パノラマX線写真所見において、全顎的な歯根吸収や歯
槽骨吸収などを認めませんでした。セファロX線写真の重ね合わせにより上顎前
歯の後退、鼻骨・オトガイ部の成長により口唇が後退して突出感と緊張感が改善
したことがわかりました。また、下顎骨の成長は起きたものの頭蓋に対して後方
に移動し上下顎骨の前後的なズレを改善するには不利な成長だったことがわかり
ました。パノラマX線写真により親知らず(8番)が形成されてきたことがわか
ります。
■う蝕(むし歯)と歯周病のトータルリスク比較

【う蝕のリスク比較】
う蝕のリスク合計は初診時唾液検査「13」→動的治療開始時「7」→保定開始時
「7」と低い状態で安定しました。SM菌は減少して安定し、唾液分泌量が増加
し緩衝能も高くなりリスクが減少したものの、プラークの蓄積量(みがき残し)
が増えてきてリスクが増加する気配を感じるので保定期間中に、より徹底したブ
ラッシングの指導を行っていきます。

【歯周病のリスク比較】
歯周病のリスク合計は初診時「4」→動的治療開始時「1」→保定開始時「3」と
減少し安定しました。矯正治療後に大臼歯を中心とした点状の歯肉出血が認めら
れた事で歯肉炎と判断しリスクが上昇しています。これから、口腔内の環境がよ
り成人に近くなっていくと歯肉炎から歯周炎になるリスクが高まりますので保定
期間中に歯周病予防の指導を徹底していく必要があると考えます。

■考察
Aさんの症例では、歯並びが悪いと思われた時期に治療を開始せずに経過観察を
行う方針としました。理由は以下の2点によるものです。

第1に、現在のさまざまな研究で顎の大きさや位置をいかなる矯正器具を使用し
たとしても思い通りにコントロール出来るとは証明されていません。床矯正や非
抜歯矯正に代表されるようにこの時期に下顎を大きくしたり広げようとする治療
を行ったとしても生涯にわたって安定させることは出来ずに小児期の矯正治療が
時間やお金の無駄になってしまう場合がほとんどです。したがって、私たちはA
さんに最小限の負担で確実な矯正歯科治療を行うために矯正治療開始時期は永久
歯列のおおよその完成と成長の落ち着き始める時期としました。そのため、この
時期は積極的な矯正治療は行わず注意深い観察下に入っていただくこととしまし
た。

第2に、生涯にわたって歯を守るために最優先すべきは、むし歯と歯周病から歯
を守ること、そのために萌出し始めた幼弱な永久歯をむし歯と歯周病の原因菌か
ら守り、フッ化物により歯質を強化すること、むし歯や歯周病のリスクを把握し
コントロールしつづけることが大切であると考えたため矯正歯科治療開始までの
経過観察期間中は永久歯を強くするためのメインテナンス期間と考えました。

患者さんや保護者の方にとって歯並びに不安を感じ治したいと思った時期に治し
てもらえないことを不満に感じる方もいらっしゃるのですが、Aさんや保護者の
方は私たちの考えをしっかり理解して頂くことが出来、経過観察とメインテナン
スに通っていただくことが出来ました。結果として、無駄な小児期の治療は行わ
ず予想通りの矯正歯科治療により綺麗な歯並び、きちんとした噛み合わせ、むし
歯と歯周病のリスクの低い口腔内の環境を手に入れることが出来たと思われます。

しかし、Aさんの歯を生涯にわたり守るためには、これだけでは十分ではありま
せん。これから、成長や生活環境によりさまざまな問題が生じます。具体的に
は、以前むし歯になって修復されてしまっているレジン充填部分の2次う蝕(む
し歯の再発)になるリスク、半埋伏している第2大臼歯に細菌がたまりやすくな
り、むし歯や歯周病になるリスク、親知らずの萌出による歯並びの変化、年齢と
ともに高まる全体的な歯周病のリスク、受験や学業の忙しからの体調不良などに
よる歯周病などです。保定期間中はリテーナーの管理をしながらメインテナンス
をして歯を守っていきますが、リテーナー終了後もメインテナンスを継続しなけ
れば生涯にわたり歯を守ることは困難です。私たちの目標はAさんの歯を生涯に
わたり守ることなので、矯正歯科治療が完了した後もメインテナンスで歯を守っ
ていきます。
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■Under20 vol.15
「矯正治療と保定」
歯科医師 布田花子
◇歯を動かして、安定させる それが矯正治療!◇

矯正治療というと一般的に「歯を動かす治療」ということが認知されています
が、それだけではなく動かした歯並びを安定させる治療も必要になります。矯正
治療には大きく分けて2つのステージ(段階)があり、ひとつめは装置をつけて
継続的に力をかけて歯を動かす『動的矯正治療』。もうひとつは動的矯正治療の
あとに行う『保定治療』です。

◇新しい環境になじませる!◇

保定とは動的矯正治療で歯を動かした後に、歯が元の位置に戻ろうとするのを防
ぎ、安定した新しい状態を維持するために行う治療です。矯正治療により移動し
た歯には、もとの状態に戻ろうとする傾向があり、この現象を「後戻り」といい
ます。矯正治療で歯並びやかみ合わせが変化することで、それに接する唇や頬、
舌などは、新しい環境になります。また歯を支える歯槽骨や歯根膜、歯肉なども
新しい環境になるので、これら口腔周囲の組織を新しい環境になじませるステッ
プとも言えます。

保定の際には保定装置(=リテーナー)を装着します。動的矯正治療の際の装置
に比べるとシンプルな装置であり、取り外し式の装置を使う方法や、歯に針金を
貼り付ける方法などがあります。

子どもの時期に行う1期治療後の保定は、治療した部分の安定化をはかるととも
に他の部位が永久歯に生え変わるのを阻害しないようにしていきます。また、こ
の時期は成長変化も旺盛なので状況に合わせて保定期間も変化します。一方、永
久歯列期の治療(2期治療)の保定期間は、おおむね2年くらい必要になりま
す。そして2期治療の保定が終了すると、矯正治療は完了となります。

◇治療完了後も注意!◇

しかし、矯正治療が完了した後でも、歯並びやかみ合わせは変化します。その原
因のひとつに、親知らずの萌出が関与します。一般的に親知らず(第3大臼歯)
が生え始めてくるのが20歳前後になりますが、スペースのないところに無理に
生えてこようとしたり、横向きで部分的にしか生えられない状態になることが多
く、矯正治療後の歯並びやかみ合わせに悪影響を及ぼす場合、抜歯が必要となり
ます。それ以外に、むし歯や歯周病、加齢変化等で変化することもあり、矯正治
療が終わったあとも定期的なメインテナンスを行い健康なお口の中を守ることが
重要になります。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
2015年12月末をもって退職することとなりました。
在職中は大変お世話になりましたこと、心よりお礼申し上げます。
つきましては、今回で本連載も最終回となります。
ありがとうございました。

布田花子
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

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■ヒルマヤスアキのホッとひと息
「歯の根の治療の大切さ」
院長 晝間康明

僕がこの原稿を書いている10月下旬、連日のように横浜のマンション傾斜事件
が報道されています。最初からきちんと施工されていた場合と不正な施工により
再度工事となった場合の違いはお金だけではなく住民の心身ともに疲弊させる非
常に大きなものになるでしょう。

むし歯が進行した場合に行う歯の根の治療も、この事件同様、最初にどのような
治療を行うかがとても大切です。歯の根の治療の成功率は、最初に適切な治療を
行った場合は90%、最初の根の治療に失敗して再治療を行う場合は40%にまで
低下します。歯の根の治療が失敗するとはつまり抜歯することであり、歯の死を
意味します。そして抜歯部位にはインプラントや入れ歯などの人工の歯を入れな
ければならず、新たな治療に通う負担、新たな費用が発生します。したがって、
歯の根の治療は、最初に最高の治療を行うべきなのです。では最高の歯の根の治
療はどのようにして受けることが出来るのでしょうか?

現在、日本では保険診療で歯の根の治療を受けることが可能です。その診療費用
は約6,000円で世界の平均である58,000円の約1/10という低い設定です。他国
ではなぜ高額なのかというと、歯の根の治療は非常に難しく特殊な顕微鏡下によ
る施術、使い捨ての器具、専用の薬剤を使用して専門医が治療をするからです。
それでも歯を失った時に必要になるインプラントなどにかかる費用(約50~
100万円)より低く抑えられています。一方日本では保険診療の費用が低く設定
されているため専門医が治療を行うことはありません。その結果、治療の失敗を
繰り返し最後には抜歯になってしまいます。歯の寿命を最大限に長くするために
は最初の段階で最高の治療を受けることが必要で、そのためには保険から離れ専
門医による顕微鏡下での治療が必要です。当院では、歯の根の治療が必要な方に
は専門医を紹介しています。そして1本の歯の根の治療が必要になったとして
も、次の歯は根の治療をしなくてもすむようにメインテナンスで歯を守っていき
ます。私たちは、MTMを基礎として歯を守り、治療が必要となった場合には各
専門医による質の高い治療を行い、皆さんの歯を生涯にわたり守ることを目指す
歯科医院です。
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■ OPひるま歯科 矯正歯科からのお知らせ

◆2月に移転しました◆
OPひるま歯科 矯正歯科
新住所:東京都立川市曙町1-36-1 曙第3ビル2階
電話番号:042-526-3376
◆初診のご予約はお電話かホームページで◆

フリーダイヤル:0120-923-754
初診受付ページ:https://plus.dentamap.jp/netuser/?id=37
◆ホームページをご覧ください◆

キャンセルによる予約の空き状況を当院ホームページとTwitterでお知らせ
しています。

twitter:http://twitter.com/#!/hirumac
ホームページ:https://www.hiruma.or.jp/

◆あなたの矯正治療体験を聞かせてください◆

OPひるま歯科 矯正歯科で治療中または治療を終了された方で取材にご協
力いただける方を募集しています。

● 取材は30分~40分程度、OPひるま歯科 矯正歯科で行います。

● 取材内容:矯正治療を始めた理由、OPひるま歯科 矯正歯科を選んだ
理由、矯正治療中、大変だったことなどなど。ひるま先生の面白エピソード
などお持ちの方は大歓迎!! 『ひるまだより』編集部が取材させていただきます。

● 掲載媒体:OPひるま歯科 矯正歯科ニュースレター『ひるまだより』・
OPひるま歯科 矯正歯科ホームページ

● 掲載内容:インタビュー記事、担当医師による症例解説・写真(治療風景
・スタッフとの記念写真・症例写真など)

ご協力いただける方は、お電話かメールでお知らせください。ご協力よろしく
お願いします。

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■ 編集後記

今回取材にご協力いただいたAさんは、永久歯が生えそろうまで矯正装置はつけ
ずに経過観察に通院し、約2年後に再検査をしたうえで、矯正治療を開始しまし
た。OPひるま歯科 矯正歯科では、ひとりひとりの患者さんにとっての最適な時
期に最適な治療を行います。患者さんはより負担が少なく健康な歯並びと噛み合
わせを手に入れることができます。
『ひるまだより』はホームページでダウンロードできますので、ぜひ読んでみて
ください。

さて、今年もお世話になりありがとうございました。
来年1月発行の『ひるまだより』は、これまでとは少し趣を変えてお届けする予
定です。どうぞお楽しみに!
【ひるまだより】
https://www.hiruma.or.jp/clinic/newsletter

Sさんのインタビュー全文はこちらから。
【インタビューページ】
https://www.hiruma.or.jp/clinic/interview/interview34

『矯正歯科専門医院からのお便り』次号は2016年1月末ごろ配信いたしま
す。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

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◎ ひるまだより とは
OPひるま歯科 矯正歯科で、隔月で発行しているニュースレターです。
下記アドレスからダウンロードできます。
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◎ 口腔健康ネットワーク【HAHAHA生活】
予防をして歯を守ることを第一に考える歯科医院が集まって立ち上げた
サイトです。ぜひご覧ください!
http://hahaha-seikatsu.net
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