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■3469 / 親投稿)  顎変形症と保険適応について
□投稿者/ 佐藤正人 -(2008/03/22(Sat) 16:45:25)
    初めまして佐藤と申します。宜しくお願い致します。私は上顎前突でいわゆる出っ歯です。昔からそのことでからかわれコンプレックスとなっています。思い切って矯正をしようと決断し、まずは近所の矯正歯科に相談をしに行きました。その頃は矯正についての知識がまったくなく先生に伺えばなんとかなるだろうという軽い気持ちでいました。しかし、実際に話を聞いても殆ど理解できず、唯一わかったのは矯正して歯自体は動いても骨は動かないということでした。そこで自分がいかに浅はかだったのかと同時に愕然としました。骨が動かない=口元が引っ込まない。これでは根本的な解決にはならないからです。そんな時このホームページを拝見させて頂き、外科矯正というものの存在を知りました。そして、手術のメリット・デメリット、顎変形症について、保険診療、保険適用には厳格な規定があり顎口腔機能診断機器設置機関でしか行えないことなど色々と学ばせて頂きました。
    前置きが長くなり申し訳ありません。そこで質問なのですが、現在私は顎変形症の外科手術を受けたいと考えています。そこでネックになっているのが高額な治療費です。先生も値段で判断してはいけないということを再三仰っておられ、重々理解してはいるのですが、外科手術に関して保険適応と不適応ではあまりに差がありすぎて、不適応と判断された場合は諦めなくてはならないのが実情です。私はまだ審査的なものは受けておりません。どうすれば適応不適応が判断されるのか、保険医療機関で検査してもらえばはっきりするのでしょうけれど。その機関に属した医院がどれだけあるのかはわかりませんが、その審査というものは統一されたものなのでしょうか?例えば、あの医院では保険が不適用とされたのに、ここでは適用とされた。などといった差は生じないのでしょうか?
引用返信

▽[全レス2件(ResNo.1-2 表示)]
■3470 / ResNo.1)  Re[1]: 顎変形症と保険適応について
□投稿者/ 佐藤正人 -(2008/03/22(Sat) 21:05:49)
    重ねての質問お許しください。
    私とほぼ同じような症例の写真があったのですが
    http://www.hiruma.or.jp/html/ue_shita.htm
    この方は保険が適応されたのでしょうか?
引用返信
■3472 / ResNo.2)  Re[1]: 顎変形症と保険適応について
□投稿者/ 晝間/ひるま矯正歯科 -(2008/03/23(Sun) 16:03:54)
http://www.hiruma.or.jp
    2008/03/23(Sun) 16:55:47 編集(投稿者)

     まず、佐藤さんの(外科)矯正に対する認識にいくつか誤謬がありますので、それを正していきます。
    1)骨が動かない=口元が引っ込まない
     ということはありません。どこまでの骨を指していうかの問題はありますが、歯牙移動によって歯根を埋めている部分の骨は変化します。外科矯正でなく、歯牙移動(いわゆる矯正歯科治療)で治した上顎前突の一例を、個人的なHPにアップしましたのでご覧ください。口元は明らかに変化します。
    http://homepage.mac.com/hiruma_tokio/homepage-1/PhotoAlbum27.html
    2)顎変形症の外科手術を受けたい
     顎変形症というのは診断名(保険診療では傷病名)で、これを患者さんが勝手に決める事は出来ません。また、外科手術は治療方針ですから、これも患者さんが勝手に決めるわけにはいきません。また、仮に患者さんが希望しても、適応症でなければ手術するわけにはいきません。
    3)どうすれば(保険の)適応不適応が判断されるのか
     佐藤さんがすでに書かれているように、もし佐藤さんが上顎前突症の顎変形症と診断され、顎口腔機能診断機器設置機関を認可された医療機関であれば、矯正治療も外科手術もすべて保険適用になります。つまり、保険が適用されるには、顎口腔機能診断機器設置機関を認可された医療機関に掛かり、そこで佐藤さんの上顎前突が「顎手術を要する顎変形症」と診断されることが必要です。
    4)その機関に属した医院がどれだけあるのか
     顎口腔機能診断機器設置機関を認可された矯正歯科医院は結構あります。HPを持っているところはまず掲示しているでしょうし、行きたい矯正歯科医院に電話で尋ねれば受付が教えてくれます。昨年の厚労省通達によって、顎口腔機能診断機器設置機関(つまり外科矯正を保険でできる医院かどうか)は明確に峻別されましたので、「外科矯正を受け付けているか」「保険は適用できるか、つまり顎口腔機能診断機器設置機関かどうか」と尋ねれば、明確な返答が得られるはずです。
    5)ある医院では保険が不適用とされたのに、ここでは適用といった差
     すでにお分かりのように、この差はいつにその医院が顎口腔機能診断機器設置機関かどうかにあります。設置機関であれば保険適用、そうでなければ保険は適用できない、ということです。
    外科矯正に関するより詳しい情報は下記サイトを参考にしてください。
    http://www.geka-kyousei.com/
    http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Apricot/5273/

    6)追加のご質問ですが、このケースは副院長が医局員(大学)時代に手がけた症例ですので定かではありませんが、外科矯正に保険が適用されるようになってからの患者さんであれば、すべて保険適用のはずです。また、もし今この方が当院に来院され、治療方針が同じく外科矯正であれば保険適用になります。
引用返信

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■3468 / 親投稿)  上下額前突ですが
□投稿者/ naok -(2008/03/22(Sat) 02:54:28)
    実は、矯正医からサジをなげられました。
    一度つけた装置を一週間もしないうちにはずしてもらったからです。
    (所要があった為、仕方がないことでした)

    それと左上下のアンカーが無いという点です。
    最後に「貴方は難しい症例ですから他の医者ではやってもらえませんよ!」と言われました。

    インプラント(ミニスクリュー)で治療するしかない歯の数です。
    特に左側の奥歯(アンカー)が無いので困ってます。
    突出してる上下前歯12本は健在です。

    自分としたらどうしていいのか頭が混乱してます。
    「コルチコトミー」というのをNETでみましたがどうなのでしょうか?

引用返信

▽[全レス1件(ResNo.1-1 表示)]
■3471 / ResNo.1)  Re[1]: 上下額前突ですが
□投稿者/ 晝間/ひるま矯正歯科 -(2008/03/23(Sun) 16:03:40)
http://www.hiruma.or.jp
     一度付けた装置を一時的に外す理由としては、(本人の)結婚式、(モデルを含む)芸能活動、面接(就職活動)の3つがほとんどで、特殊な例として頭部のMRI撮影などがありますが、これは必ずしも外す必要はありません。いって見れば、この3つの事情はすべて<見てくれ>の問題であって、厳密に医療という観点からすれば、必ずしも外してあげなければいけないものではありません。かつて当院の女性患者さんで、知らない内にそのまま結婚式を挙げた人がいて、「言ってくれれば外してあげたのに」といった例は例外的かもしれませんが、naokさんの<一週間もしないうちにはずさなければいけない所要>とは、いかなるものだったのでしょうか。どの矯正医も患者さんの要望にそって一時的に外すことはあるでしょうが、<一週間もしないうちに>という短期日での一時的除去は、まず聞いたことがありません。
     矯正歯科治療に当っては、かなり長い装置装着期間を必要とすること、矯正装置は固定式で、それを装着するにはそれなりの準備と期間を要することは、どこの矯正歯科医院でも必ずあらかじめキチンと伝えるものです。そのうえで、治療期間中に一時的に外さなければいけない事情をもつ患者さんには、まえもって十分なスケジュールの確認をしながら治療を進めるものですが、はじめから一時的除去が頻繁になるという人は、責任上、治療を断るのが一般的な矯正医の対応かと思います。
     文中、<最後に>という言葉があるところからすると、担当医はnaokさんの診療継続を拒否したということでしょうか。ただ、<左上下のアンカーが無い>というのは確かにかなり不利な条件で、治療が難しいのも確かですが、難しい症例だから<他の医者ではやってもらえない>ということはないと思います。問題は、いかなる所要だったにせよ<装着一週間も経たない内に一時的に除去せよ>という、naokさんの考え方、姿勢がそれまでにも陰に陽にあって、ついに担当医も堪忍袋の緒が切れたというのが、(うがった見方をすれば)実状ではないかという気がします。
     コルチコトミーの説明は省きますが、コルチコトミーはnaokさんの今のむずかしい条件を排除するものではありません。安易(?)な考えは、仮に新たな矯正医に移ってもまた似たトラブルを起こす要因になります。新たな矯正医が今以上の先生とは限りませんし、少なくとも今の矯正歯科医院には、請求される金額の支払いは必要ですから、転院は金銭的にも勿体ないことです。naokさんと担当医との間でどのような感情的な縺(もつれ)があったのか、なかったのか分かりませんが、いま一度、担当医に謝るところは謝り、今後はできる限り誠実な患者になるよう努める旨の一筆(念書)を入れて、矯正を継続してもらうのが無難という気がします。
引用返信

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■3465 / 親投稿)  NO TITLE
□投稿者/ shima -(2008/03/17(Mon) 18:00:12)
    はじめまして。

    下顎前突症の診断を受け、現在術前矯正中で今年の7月に手術の予定が決まっています。
    長い間術前矯正をしてきたので手術の予定が決まってほっとしていたのですが、
    前回の診察の時になって主治医に、あなたの歯は下の歯列が上の歯列よりも大きいため、
    奥歯が噛みあうように下顎を手術で後退させても下の前歯が受け口のように前に出たままになる、
    というようなことを言われました。それから下の歯を少し削るといい実際に前歯数本の歯と歯の
    間を削りはじめました。とても珍しいケースだそうで先生も驚いているようでした。
    私自身このような事はその時に初めて聞き、突然歯を削ることになってとても驚きました。

    そしてこの診断が私が診察に来てから私の隣で歯の模型を2〜3分、分析しただけでなされたことも驚きでした。
    その歯の模型はおそらく1ヶ月前にとったもので(それまでにも何度かとりました)
    その時はこれを使って分析しておきますと言っていましたが、実際の様子をみるとどうもその場ではじめたようです。
    別の先生にもその場で模型をみせて相談をはじめ、珍しいと言っていました。
    歯を削るという重大な決定をするにはもっと時間と慎重さが必要におもうのですが
    模型の分析を患者が来てからやることはそれほどおかしなことではないのでしょうか?

    またなぜもうすぐ手術のこの時期になってそんな重大なことが発覚したのか
    それぐらいの事はもっと前に分かっていてもいいんじゃないかと素人感覚で思ってしまうのですが

    もうすぐ手術を控え本当にこのままこの病院で治療を続けていいのか不安になってしまいました。

    お忙しい中恐縮ですが先生のご意見をお聞かせ下さい。

引用返信

▽[全レス2件(ResNo.1-2 表示)]
■3466 / ResNo.1)  Re[1]: 術前の不安 歯を削ることについて
□投稿者/ 晝間@ひるま矯正歯科 -(2008/03/18(Tue) 17:35:28)
http://www.hiruma.or.jp
     shimaさんのご質問にはいくつかの問題が含まれていますが、それらを以下の3点に集約してお答えいたします。
    1)とても珍しいケースといわれたこと。
    2)下顎前歯を削ること。
    3)担当医の対応あるいは態度ー重大な決定をするにはもっと時間と慎重さが必要ではないか。
     外科矯正の患者さんは、手術が直前に迫るとナーバスになるのは大体どなたも同じようですが、shimaさんの投稿文からにじみ出る不安感を読み取ると、医療人側は患者さんにもっと繊細な気遣いをもって接しなければと、反省させられます。shimaさんは、長い術前矯正の末にやっと7月の手術にまで漕ぎ着けたわけですが、初診時の診断や治療方針の説明の際に<(こういう点で)珍しいケース>ということはあっても、手術を目前にした段階で<珍しいケース>とはどういうことなのか、想像しにくいところです。
     1)は、shimaさんのケースが極めて珍しいケースとか特異な事態が生じたというよりも、担当医が何気なく発した不用意な発言という気がしますが、実際はshimaさんの口の中や資料を見なければ何とも言えません。逆に、見ればかなりのことが分かりますので、不安であれば他院でのセカンドオピニオンを受けられてはいかがでしょうか。また、執刀する外科医はどのように見ているのでしょうか。これも大事な点ですから、手術直前でなく一度相談されることをお勧めします。
     これは2)に関連することですが、shimaさんの術前矯正は下顎は非抜歯、もしかすると上顎も非抜歯ということはありますか。非抜歯が間違いということではないのですが、非抜歯のために上下とも前歯が必要以上に唇側に傾斜し、術後も上下顎前突様の咬合になって前歯部の望ましい咬合関係が得られないのでは、と資料ない状態で想像します。

     2)の回答は上記の想像を踏まえて、少しでも下顎前歯を舌側に後退させるために、そのスペースを獲得する必要から歯冠幅経の縮小(要するに歯を小さく)することになったのでは、と推測します。そうだとすると、本質的にはこれは好ましいことではありませんが、ある程度はやむを得ないのかもしれません。
     歯を削ることは、矯正歯科治療ではそれほど特別なことではありません。前歯部の望ましい咬合関係を得るには、犬歯〜犬歯の歯冠幅経の総和が上下で一定の比率内にあることが必要で、不正咬合者にはその比率がズレているケースがあり、その場合に歯を削って比率を合わせます。専門的にはこの歯を削る作業をreduce(reducing)、disking、trimmingなどという言い方をしますが、すべて同じ意味です。ただし、shimaさんの歯を削った理由がこれかどうかは、この投稿からだけでは分かりません。
     
    3)についてはshimaさんの言うとおりで、担当医に弁解の余地はありません。ことに歯を削る・抜くという不可逆的な(元に戻せない)侵襲行為については、事前に十分なインフォームドコンセントがあって然るべきです。そのうえで、あえていささかの説明(弁解)を加えると、歯列模型は、手術後に予測どおりの咬合ができるように矯正が進んでいるかどうかを模型上で確認するだけで、細かい分析はしません。すでに何度か模型をとっているということですから、見るべきところは分かっていますので、そこを最終的に見れば通常は十分です。今回、歯を削るという判断が必要になったのは、術前矯正が最終段階になって、微調整の必要な部分が模型から分かったので行われた診療行為だと思います。
     いずれにせよshimaさんは、<珍しい>ということの具体的意味と、はじめの話にはなかった<歯を削らなければいけなくなった理由>について、改めてキチンと説明を受けるべきだと思います。<本当にこのままこの病院で治療を続けていいのか>という不安を抱えていることを、担当医は分かっていないと思いますので、不安を払拭する意味でも、まずは次の診療日を待たずそのための時間をとってもらうことです。セカンドオピニオンや外科担当医への相談は、担当医との話の次第によって考えることでいいと思います。
引用返信
■3467 / ResNo.2)  Re[2]: 術前の不安 歯を削ることについて
□投稿者/ shima -(2008/03/20(Thu) 10:36:21)
    大変丁寧な回答をしていただき、ありがとうございます。
    先生に言われたとおりさっそく担当医に前回の診察について話を聞いてきました。
    突然の申し出にもかかわらず、すぐに時間をとって頂き詳しく話を聞くことができました。
    まず珍しいということの具体的な意味について、私は最初の投稿で下の歯列が
    上の歯列よりも大きいことと書きましたが、あれは私の勘違いでした。申し訳ありません。
    実際は歯の比率が違う(歯の一つ一つの大きさにバラつきがある)ということでした。
    それによって手術で下顎を後退させても、きちんと噛み合う部分と微妙にズレる部分ができるんだそうです。
    ひるま先生が指摘してくださった

    >歯を削ることは、矯正歯科治療ではそれほど特別なことではありません。前歯部の望ましい咬合関係を得るには、犬歯〜犬歯の歯冠幅経の総和が上下で一定の比率内にあることが必要で、不正咬合者にはその比率がズレているケースがあり、その場合に歯を削って比率を合わせます。

    のことなんだと思います。先生の仰るように担当医も珍しいというのはちょっと過剰だったかもしれないと言っていました。
    私の場合は前歯部ではなく、前歯に合わせると奥歯の噛み合わせがズレる(奥歯に合わせると前歯が受け口のようになる)
    というような説明でしたが、結局は同じことなのかその辺りの違いはよく分かりません。
    歯を削らなければいけなくなった理由については、そのような歯の比率が違うことによって起きてくるズレを調整するためということでした。
    なぜ今の段階でこのことが発覚したのかということについては、歯をきちんと整えてからはじめて分かったということでした。

    他にも色々な話を聞くことができ、7月の手術には予定通り間に合うということも確認できたので今はとりあえずほっとしています。
    ひるま先生のアドバイスのおかげです。本当に有難うございました。
引用返信

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■3461 / 親投稿)  1期治療について
□投稿者/ yuki -(2008/03/09(Sun) 17:51:57)
    9歳子供が受け口なので、矯正を検討中です。

    今まで数件の矯正歯科で相談しましたが、治療に踏み切れずにいます。

    相談した中で、唯一ひとり、矯正治療は永久歯になってからでも良いという歯科医がいました。正直その意見を聞いてほっとしたのでした。

    矯正時期については、一般的には1期治療(混合歯列期)をすすめる意見がほとんどで、そのメリットばかりが強調されているので、親として焦ってしまいます。

    ここで先生に質問です。

    Q1.1期治療が、将来的な2期治療や最終的な歯並びに良い影響を与えるかどうかを予測するのは、視診で(初診相談で)ある程度可能でしょうか。

    Q2.1期治療にもデメリットがあることを説明せず、
    誰にでも早期治療を進める歯科医は避けたいと思いますが、
    このような歯科医を見分けるためには、例えばどのように質問すればよいでしょうか。

    以上、よろしくお願いします。

引用返信

▽[全レス3件(ResNo.1-3 表示)]
■3462 / ResNo.1)  Re[1]: 1期治療について
□投稿者/ 晝間@ひるま矯正歯科 -(2008/03/12(Wed) 12:10:30)
http://www.hiruma.or.jp
     yukiさんにはメールセミナーのアンケートにお答えいただき、誠にありがとうございました。ご指摘の点はホームページ更新時の参考にさせていただきます。なお、メールセミナーをはじめ当院ホームページの企画、作成、運営等はすべて副院長が担当し、この質問コーナーの回答のみ私・院長が担当しているため、回答の内容に齟齬や違和感を感ずる向きもあるかと思います。また、ご質問への回答書きは、恐らく投稿される方が想像される以上に時間を費やすもので、個人が特定される特別なケースを除いて、一般的なご質問は過去ログとして他の方々にも参考にしていただく意味も含めて、メールではなくこの質問コーナーへの投稿をお願いしております。
     ということで、 yukiさんには少なくとも直近の過去ログ2つ(下記)に目を通してください。
    1)3459 / 小児矯正
    http://www.hiruma.or.jp/cgi-bin/treebbs/cbbs.cgi?mode=all&namber=3459&type=0&space=0&no=0
    2)3450 / 成人矯正の是非および治療方法について
    http://www.hiruma.or.jp/cgi-bin/treebbs/cbbs.cgi?mode=all&namber=3450&type=0&space=0&no=0

     以下、回答です。
     与えられた矯正情報は<9歳、受け口>だけで、詳しいことは皆目分かりませんが、一般にこの年齢での受け口(前歯部反対咬合)は、大体のケースが1期治療の対象といえます。当院HPの<子供の矯正ナビゲーター>にある症例1がその典型といえるでしょう。
     http://www.hiruma.or.jp/html/navi/child_navi_02.htm
     Q1、Q2とも回答の書き方が非常にむずかしいご質問で、まずQ1の<予測は初診相談である程度可能か>の<ある程度>が問題です。9歳の子供の20歳時の身長を予測するむずかしさに似ていますが、ケースによっては良くも悪くも<ある程度>予測がつくものもあります。それでも、医療は常に<やってみなければ分からない>部分を持っていますので、3歳時に反対咬合で来院された子が、初診相談時ですでに外科矯正以外なしと判断して、20歳で外科手術を行なったケースもある一方、1期治療で必要十分と判断して矯正に入ったケースが、思春期に想定外の発育をして外科矯正に移行したケースもあります。この種のケースには、説明が十分なされていれば何らのトラブルにもなりませんが、yukiさんがこの結果をもって診療過誤(医療ミス)というとすれば、経験の長い矯正医の大半は診療過誤だらけといえるかもしれません。
     下に過去ログを一つ引用しておきますが、yukiさんには、納得された矯正医で資料を採って話を聞くのが、無駄なようでありながら一番無難な選択のように思います。そのうえで、1期治療を受けるか受けないかはyukiさんの価値観次第です。
    http://www.hiruma.or.jp/cgi-bin/treebbs/cbbs.cgi?mode=all&namber=1591&space=0&type=0&no=0
     なお、先に成人矯正についての過去ログを挙げたのは、それが結果的に良いことになるのか悪いことになるかは(無責任ながら)分かりませんが、成人した本人の意思で初めて矯正を始める人が今は少くなくない、という意味で提示したもので、小児期とは自ずと治療方針は変りますが、それ相応の結果は得られます。つまり、1期治療を逃したら後が無いというわけではありませんが、<治療方針は変るだろうこと>と、<それ相応の結果>をどう考えるかが問題かと思います。
     
     Q2については、特別な質問方法が思いつきませんが、受け口といってもその様態はさまざまで、対応(治療)もまた様々ですから一概には言えないまでも、お子様のケースは大方の矯正医が1期治療を勧めて当然のケースかと思います。それを踏まえて質問するとすれば、仮に1期治療をしなかった場合のデメリットと、そのようなケース(やっておけば良かったケース)の実際例を見せてもらい、納得のいく説明を受けることでしょうか。ただ、自分でこのように書きながら、実際そう質問されたら適切な症例が出せるだろうかと、自問自答しています。
    とくにQ2については、質問内容と回答にズレ(矛盾)があるのを承知で、これを回答とさせていただきます。
引用返信
■3463 / ResNo.2)  Re[2]: 1期治療について
□投稿者/ yuki -(2008/03/14(Fri) 02:32:42)
    晝間先生、このように丁寧なご回答をいただき、感謝感激です。
    ありがとうございました。

    回答が困難な質問をしてしまってすいません。

    >一般にこの年齢での受け口(前歯部反対咬合)は、大体のケースが1期治療の対象といえます。

    やはりそうなのですね。

    1期治療が、最終的な歯並びに良い影響を与えるかどうかを予測することについて、

    >ケースによっては良くも悪くも<ある程度>予測がつくものもあります。それでも、医療は常に<やってみなければ分からない>部分を持っていますので

    想定外の発育によって、予測が外れることもあるのですね。

    >納得された矯正医で資料を採って話を聞くのが、無駄なようでありながら一番無難な選択のように思います。

    まず詳しい資料がないと先へ進まないということは分ります。
    ただ『納得のいく矯正医』がまだ決まっていないので、それが決まれば
    検査を受けて話を聞こうと思います。

    矯正時期についての迷いが吹っ切れました。
    先生の貴重なお時間を私のために割いていただき、感謝しております。
    どうもありがとうございました。

    ひるま矯正歯科の益々のご発展を祈っております。




引用返信
■3464 / ResNo.3)  解決済みです
□投稿者/ yuki -(2008/03/14(Fri) 02:35:25)
    すいません、解決済みのチェックを忘れてしまいました。
解決済み!
引用返信

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■3459 / 親投稿)  小児矯正
□投稿者/ 石田 千尋 -(2008/03/02(Sun) 23:01:31)
    はじめましてこんにちは。7歳の娘なのですが、上前歯4本が抜け、うち真ん中2本が生えています。遺伝で私がそうなのですが、とても大きな前歯です。両端の2本は、まだ生えてきていないのですが、生えるスペースも無いほど大きな前歯で、指しゃぶりは最近やっとやめることができました。
    しかもその生えている前歯2本の隙間がかなり空いています。かかりつけの歯医者に相談したところ、両端が生えてきて揃うこともあるので、生えてくるまで様子を見ましょう。との回答でした。私が、前歯が大きく若干前に出ているのがコンプレックスな為、娘には、行く行く矯正してやりたいと思っています。田舎な為、矯正を専門としている歯科医が無いので、せっかくの先生の返答も素直に受け入れられず、「ほんとに放置していて大丈夫?」と不安が残ります。
引用返信

▽[全レス1件(ResNo.1-1 表示)]
■3460 / ResNo.1)  Re[1]: 小児矯正
□投稿者/ 晝間@ひるま矯正歯科 -(2008/03/03(Mon) 19:35:54)
http://www.hiruma.or.jp
     <生えるスペースも無いほど大きな前歯>
     石田さんは、これからお嬢様のために歯科情報を収集する道程が続くかと思いますが、まずは知っておいていい歯科知識として、下記のサイトを参考にしてください。
    http://plus.e-kyousei.tv/html/shiru.htm
    (サイトを閲覧されたこととして、以下専門的な用語を使います)
     上顎正中部の異常な空隙を正中離開といいますが、その原因はいくつかあって、レントゲン写真をはじめとする歯科資料がないと何とも言えません(資料があるとかなりハッキリ分かります)。掛かりつけ医のいう<両端が生えてきて揃うこともある>というのにはかなり限界があって、すでに<両側の2番が生えるスペースも無いほど>の状態では、それを期待するのはむずかしいように思います。
     正中離開でよくある原因の一つに、歯が大きいために骨内で2番が3番(犬歯)に押されて舌側に追いやられ、2番という横からの支えを失った1番が勝手な位置に動いて、正中が開くことがあります。この場合、2番は1番の裏側(舌側)に重なるように萌出してきますが、この重なりが強くて虫歯の危険が高いと考えられるケースや、舌側に出てきた2番がさらに下の前歯の内側(舌側)に位置し、その部分で反対咬合になるケースは、通常、本格矯正(2期治療)の前の前準備として1期治療を行ないます。1期治療の詳細については下記のページ(子供の矯正ナビゲーター)をご覧ください。
    http://www.hiruma.or.jp/html/navi/child_navi_01.htm
     お嬢様の場合は、まず(間違いなく)本格矯正が必要になると思われるケースで、2番の萌出状態によっては前準備的に1期治療が必要なケースと考えられます。つまり、方針として2段階治療を行なうのがいいと思われるケースですが、1期治療と2期治療を別の医院(先生)でやるのは、色々とトラブルの元になります。
     <ほんとに放置していて大丈夫?>
     今すぐ何かをしなくてはいけないという時期ではありませんが、上顎の2番が生えて来て、その状態によっては1期治療を行なうべきタイミングになります。<田舎な為、矯正を専門としている歯科医が無い>ということですが、矯正医の選択を誤ると、時に思わぬ不利益を被ることにもなりかねません。今から情報を集めて、悔いのない矯正医を見つけることが大切で、2番が出てきたらその矯正医に診察を仰ぐのが、時期として丁度よい時期といえるかと思います。
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