OPひるま歯科 矯正歯科 質問コーナー

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■1595 / 親投稿)  歯科選びに迷ってます
□投稿者/ ゆう -(2005/09/12(Mon) 19:20:08)
    顎変形症で外科手術込みでしか正常な噛みあわせは得られないと、3件の矯正歯科で診断されました。
    この3件中で、人柄や金額、使用器具などに関してもなんとなく自分にとって好条件の歯科があったのですが、本当にそこにお願いしていいのか悩んでいます。
    お医者さんは何を基準に選んだらいいのでしょうか。
    悪いうわさなんてそうそう聞かないし、矯正は長い付き合いになるから相性も大事と言うけれど、1度や2度カウンセリングしてもらっただけでそんなに分かるものでもないし。
    手術が必要なんだし、と提携している病院から選ぶと、3件のなかでとてもいやな思いをした矯正歯科しかないのです。
    手術する病院から選ぶ方法は、間違ってますか?
    なかなかスタートできずに困っています。
引用返信

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■1597 / ResNo.1)  Re[1]: 歯科選びに迷ってます
□投稿者/ 晝間@ひるま矯正歯科 -(2005/09/13(Tue) 18:01:08)
http://www.hiruma.or.jp
     患者さんのアンケートによると、医院を決める際に重視することのうち、先生との相性というのは常に1,2番の高位にある項目です。しかし、相性というのはある意味でどうしようもないことで、誰とも相性が悪い先生であれば医院経営が成り立たないはずですが、<蓼食う虫も好き好き>で、自分とはとても合わない先生でも合うという患者さんがいる一方、優しく良心的で評判の先生でも合わない患者さんはいるものです。
     手術する病院から矯正歯科を選ぶのは、あまり一般的ではありませんが間違いではありません。ゆうさんが<3件のなかでとてもいやな思いをした>というのは、具体的にはどういう点でしょうか。医院を運営していくうえで参考にさせていただきたいので、よろしければお教えください。
     <お医者さんは何を基準に選んだらいいのでしょうか>というご質問は、よく受けるのですが、ドクターショッピング(嫌な言葉ですが、決めるまでにドクターを渡り歩くこと)をし過ぎると、返って選択に迷うことがあるようです。このコーナーの過去ログを一つ下に引用しておきますので、参考にしてください。
    http://www.hiruma.or.jp/cgi-bin/treebbs/cbbs.cgi?mode=all&namber=1474&type=0&space=0

     ゆうさんの場合は、顎変形症で外科矯正の適応という条件がありますので、矯正歯科医院の選択の基準として大切なのは、外科症例をどの程度手掛けているか(症例数)と、治療結果の評価です。症例数が多いところは連携医院の決まったルートを必ずもっており、外科医の腕も分かったうえで依頼しているからです。
     それらを勘案したうえで、ゆうさんには<なんとなく自分にとって好条件の歯科>が、外科症例をそれなりに“こなしている”矯正歯科専門医であれば、まずそこから手術を依頼する外科医を紹介してもらい(通常、矯正医の方から先に紹介をいうはずですが)、外科医の診察を受け、その際の話や人柄に納得できることを条件に、その矯正歯科に決めるのが無難なように思います。
引用返信

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■1591 / 親投稿)  二人の子供は反対咬合
□投稿者/ 夫も反対咬合 -(2005/09/11(Sun) 01:09:29)
    5才半になる息子は反対咬合です。矯正歯科を受診したことがあり精密検査を進められています。(レントゲン写真・、歯の模型・口と顔の写真)
    ひとつの矯正歯科だけでは不安もあり、この質問コーナーを見つけました。
    お忙しいところ申し訳ありませんが宜しくお願い致します。
    精密検査の結果説明を受けた後、その資料を他の矯正歯科に持参することは
    可能なのでしょうか? 同じ資料で違う説明を受けるような事があれば
    それも不安なのでしょうが、納得のいく所に子供を預けたいと思う一心であります。 3才半の娘も反対咬合なのでいずれ受診しなければなりません。
    費用も掛かることと、子供が何度も同じ検査を受けることを嫌がる心配もありますので、信じられるお医者様にめぐり合えたらと願っております。
引用返信

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■1593 / ResNo.1)  Re[1]: 二人の子供は反対咬合
□投稿者/ 晝間@ひるま矯正歯科 -(2005/09/12(Mon) 15:34:01)
http://www.hiruma.or.jp
     「夫も反対咬合」さんの投稿の下の方に、お子様の将来の反対咬合を心配されたお母様からの「遺伝について 」(下記URL)という質問があります。参考のために、その回答を時間のあるときに目を通してみてください。
    http://www.hiruma.or.jp/cgi-bin/treebbs/cbbs.cgi?mode=all&namber=1581&type=0&space=0
     その中にも記しましたが、何才でどのような矯正を始めても、外科手術以外解決のしようのないケースはあるもので、遺伝的な反対咬合には、最終的にある年齢になった時点で、外科矯正を行なう可能性は常に捨て切れないことを、まず認めてください。はじめにこのようなことを書いたのは、幼児期、小児期の反対咬合を診て、「大丈夫、きれいに治りますよ」と安請け合いする歯科医がいるからです。
     ご質問の主旨である<資料を他の矯正歯科に持参することは可能か>どうかは、ひとえにその矯正医の考えによります。歯科医は、患者側の貸し出し要求に対して「貸し出さなければいけない」という決まりはありませんが、「貸し出してはいけない」という決まりもないからです。ただし、大学病院(ことに公立)では、初診の資料は大事な研究材料ですから、貸し出しはまずありません。
     保険診療では、一定期間の資料の保管期間がありますので、紛失を恐れて貸し出さないこと(出せない)ことはありますが、自費である矯正治療に関しては、その都度資料を採っていては費用も莫迦になりませんので、矯正医の良識としては、貸し出してあげるべきだというのが当院の指針です(当院HP[医院の特徴」よりセカンド・オピニオンの項をご参照ください。)
     資料採取の条件として、「その資料を持って別の矯正歯科の意見を聞きたい]と聞いて、了解がとれたら資料を採ることにしてはどうでしょうか。ただ、「夫も反対咬合」さんの
    気持ちも分かりますが、信頼されていないようで嫌な気分の矯正医の気持ちも分かりますので、それでもOKとなるかは五分五分と思ってください。
     なお、精密診査資料は、実際に矯正治療を行なう所では、そこで採取した資料が必ず必要になりますので、その可能性の一番高い矯正歯科で精密診査を行なえれば好都合です。加えて、同一の資料を持って矯正歯科を廻れば、廻った数だけ異なった意見を聞く可能性があって、<違う説明を受けるような事があればそれも不安>ということは、十分現実性があることも承知しておいてください。
     そこではじめの話に戻りますが、予測しにくい、未知の領域に踏み込んだ治療方針におよばざるを得ないこの種の不正咬合には、<大丈夫、任せておきなさい>という矯正医より、リスクやデメリットなどマイナス要因をしっかり話してくれる矯正医の方が、信頼に足る先生といえるでしょう。
     ともあれ「夫も反対咬合」さんには、納得のいく、信頼に足る矯正医が見つかることを祈っています。
引用返信

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■1582 / 親投稿)  マウスピース(?)
□投稿者/ もっち -(2005/09/08(Thu) 15:49:49)
    私は今の歯医者さんで過蓋咬合だと言われ、矯正よりこちらのほうがきくということでマウスピースみたいなのをすすめてもらいました。ゴム製で透明のものです。咬んでいると結構きついのですが…。本当にきくのか不安です…。あと、ずっとかんでいたら顎が発達したしまうのですか?日本語上手くなくてすいません。
引用返信

▽[全レス1件(ResNo.1-1 表示)]
■1587 / ResNo.1)  Re[1]: マウスピース(?)
□投稿者/ 晝間@ひるま矯正歯科 -(2005/09/09(Fri) 17:49:29)
http://www.hiruma.or.jp 
     歯科医のいう<矯正よりこちらのほうがきく>というのは、そのマウスピースみたいなもので過蓋咬合が治る、という意味なのでしょうか。過蓋咬合は、矯正専門医でも治療のむずかしい咬み合せですから、その歯科医の所で本当に治すのは無理だと思います。
     その装置(マウスピースみたいなもの)が何か分かりませんが、使い続けれていたら顎が大きく発達してしまうというほどのことはないと思います。ただ、その装置を使っていても意味がない(つまり治らない)可能性がありますので、もっちさんが過蓋咬合を矯正したいのであれば、矯正歯科専門医院でまず相談することです。その時は、そのマウスピースみたいなものを持っていき、見てもらってください。どういう意味があるのか、ないのか、分かりやすく説明してくれるはずです。
引用返信

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■1486 / 親投稿)  上下顎前突出
□投稿者/ 空 -(2005/07/28(Thu) 12:10:58)
    ひるま先生こんにちは。矯正したいのだけれど、いろいろ悩んでいるので、教えてください。

    海外での治療になりますが、まず、下7番の両方が、ほとんど機能していないのではないかというくらい、かなり内側に傾げています。(上は少し。)これは、やっぱり起こすべきでしょうか?また、起こせるものでしょうか?

    そして、前上下には、軽度の叢生&10°の突出(欧米人の基準からみてだそうです。)があります。私は、できたら、全てをきれいに矯正して、特に口元突出のコンプレックスをなくしたいのですが、その場合、やはり抜歯は必要でしょうか?(こちらの先生には、必要が生じれば、上下左右5番を、といわれました。)私は、総合的にみてその方が良い結果を得られるなら、抜いてもいいと思っていますが、私の外国人の主人は、(矯正&外科手術経験あり、非抜歯)健康な歯を抜くことのリスクと、歯を4本失った場合の、噛み合わせ(特に奥歯への負担)の問題を疑い、納得できないと、大反対です。また、非抜歯で歯を並べた場合、口元突出が治る場合もあるでしょうか。

    外国人は、口内が大きく、日本人に比べて、抜歯の必要性が少ない印象を受けたのですが、海外では、抜歯をしての治療は少数なのでしょうか?いろいろなホームページを見ても、抜歯に関する記事やQ&Aはとても少ないんです。

    お忙しいと思いますが、ぜひ、回答をよろしくお願いします。
引用返信

▽[全レス8件(ResNo.4-8 表示)]
■1490 / ResNo.4)  Re[3]: 日本人の上下顎前突
□投稿者/ 晝間@ひるま矯正歯科 -(2005/07/30(Sat) 10:08:36)
http://www.hiruma.or.jp
     順にお答えしていきます。
    ・5番4本、というのに意味はありますか?
     矯正治療上の抜歯は、4番(上下左右第一小臼歯)というのが一般的で、学術的にも理にかなった部位ですので、5番抜歯には必ずそれなりの理由があります。空さんの矯正的詳細が分かりませんので、ここでその理由を詮索することはできません。ことに、日本人の上下顎前突の場合は5番より4番抜歯が相応しいので、4番でなく5番を抜歯する理由は、納得できる説明を求めることを勧めます。ちなみに、5番抜歯で治療しているケースはそれなりにあって、それが間違いという意味ではありません。
    ・最初に相談した矯正医は、7番傾斜には手をつけない、
     矯正治療のゴールは、個性正常咬合の獲得ですから、咬合上あるいは歯列(放物線状の歯のならび)上におかしな所があれば治すのが矯正です。傾斜した7番に手を付けないはずは通常ないのですが、手を付けられないか、手を付けてはいけない何らかの特殊な理由があるのかもしれません。今度の矯正医はそこを治すようですが、前の矯正医が手を付けないといったその理由を、専門医の見解として聞いておいた方がいいように思います。
    ・欧米人には、抜歯をしてまで前突を治す必要はない、という美意識があるのだろうか?
     日本の矯正技術は、主としてアメリカから入ってきており、最初の教科書的スタンダードはアメリカのそれに従ってきましたが、時を経て日本人向きに修正が加えられて、現在の(まだ十分ではありませんが)テクニックがあります。一方、鼻が高くオトガイの発達したコーカソイドを対象とした欧米の矯正は、口元の引っ込み過ぎを恐れるため、できることなら非抜歯で、抜歯が必要な場合は、4番を抜いた方が簡単な場合でも5番を抜かざるを得ない、ということがあります。
     これは美容整形を例にすると分かりやすいかと思いますが、日本で鼻の美容整形といえば隆鼻術と決まっていますが、欧米では鼻を低くする手術のことをいうのは、空さんの方がよくご存じかと思います。ですから、非抜歯が<欧米人の美意識>というより、感覚的に引っ込め過ぎを恐れるためか、経験的にモンゴロイドの上下顎前突をみていないか、その程度の理由ではないかと推測します。
     その点を考えれば、日本人や日系人が多く行く矯正歯科医院(日系の矯正医も結構います)ならば、空さんの納得のいく説明や治療がなされるかと思います。
引用返信
■1494 / ResNo.5)  Re[4]: ありがとうございました
□投稿者/ 空 -(2005/08/02(Tue) 10:50:59)
     毎度、丁寧なご回答をありがとうございます。

     また、矯正医と相談するべく、予約をしました。予約日がかなり先になってしまったのですが、また何か別の進展がありましたら、ひるま先生に相談させていただきます。そのときは、どうぞお願いいたします。

     ひるま先生からのお返事は、本当にためになりました。
    どうもありがとうございました!

解決済み!
引用返信
■1564 / ResNo.6)  Re[5]: 歯根
□投稿者/ 空 -(2005/09/02(Fri) 10:01:34)
     ひるま先生こんにちは。矯正に関しての、新たな展開がありましたので、相談させてください。

     前歯1番両方とも根が短すぎるので(私の場合、本来あるべき長さの80%ぐらいでした。)、歯を動かすと根がもっと短くなり、将来的に悪影響を与える可能性がある、という診断を受けました。矯正医としては、前歯を動かすことは、あまり勧められないような印象を受けました。これにはかなりがっかりいたしました。ということは、私の希望のひとつでもある、抜歯をして、口元を引っ込めることは、不可能ということでしょうか。ちなみに、前回は、このことは話題に出ませんでした。先生は見落としていたのでしょうか?なんだか、先生が真剣に診断してくれてないのではという、ネガティヴな考えがよぎってしまいました。
     このような話は聞いたことがありません。この根が縮む可能性等、ひるま先生はどう思われますか?

     それと、内に傾いている、下奥7番は、私のニッケルアレルギーのため、もし、パッチテストのようなものをして反応が出た場合は矯正器が装着できないため、代替策として第一に、杭のようなものを奥の下顎骨に埋めて、それを基台として、ワイヤーで引っ張り起こす、というもの、(これは新しい技術だそうで)と、第二に、チタンのワイヤーとプラスチックでできた取り外し可能な器具(リテーナー)とスプリングでもって、奥歯を起こすというやり方を聞きました。どちらも、素人の私には、効果的なのか疑問なのですが、ただ、抜歯なしで、この治療を行うらしいのですが、そうすると、また歯が前倒ししてこないかが、不安です。治療後、動かないように、固定するらしいのですが。。

     ニッケルアレルギーの患者がいた場合、ひるま先生のところではどうされていますか?ブレースでの矯正はあきらめるべきでしょうか?
     歯根が短くて、矯正をしないほうがいいという場合もありえるのでしょうか?
     
     第一段階で、奥歯を起こして、それから、前歯の根の状態をまた見て、第二段階として、口元の引っ込めをするかしないか、また考えましょう、といわれました。(この第二段階は、できない/しないほうがいいかもしれない可能性のほうが強そうですが。。ニッケルのこともありますし。)
     すばやく、プロセスが進まず、とても苛立っています。
     わかり難い文章ですが、お許しください。
     お願い致します。
引用返信
■1566 / ResNo.7)  Re[6]: 歯根
□投稿者/ 晝間@ひるま矯正歯科 -(2005/09/03(Sat) 10:39:55)
http://www.hiruma.or.jp
     問題点は3点、いずれも資料がないので一般論としてお答えします。
    1)短小根と歯根吸収
     日本人の歯根は、欧米人のそれと比べて一般的に短い傾向がありますが、<本来あるべき長さの80%ぐらい>という空さんの前歯の歯根が、矯正不可かどうかは何とも言えません。ただ、前歯だけが短小根だとすると、その原因は前歯の歯ならび、咬み合わせにある可能性もあります。この現象は、日本人の上顎前突者の前歯において、比較的よく見られる症状で、矯正するのも、そのままにしておくのも短小根のリスクが残ることになります。
     矯正治療(歯牙移動)は、歯にとって侵襲行為ですから、多かれ少なかれ歯根吸収の恐れは常にあります。その原因は完全に解明されておらず、遺伝的要素や内分泌の影響も取りざたされて、歯牙移動だけが悪者というわけではありません(現に矯正をしていない人にも歯根吸収は起きます)。
     経験的に、空さん程度の短根歯で矯正を中止することはまずありませんが、訴訟社会であるアメリカでは、危機管理上、手を出さないということかもしれません。

    2)金属アレルギー
     金属アレルギーは、特定の歯科金属が唾液に触れてイオン化すると起こる免疫反応です。パッチテスト(皮膚貼付試験)は、疑わしい金属の塩化物を皮膚に貼付して、その生体反応を皮膚の変化で見る試験ですが、金属アレルギーが疑わしければ、まず皮膚科でテストしてもらう必要があります。
     矯正装置に使われている金属のうち、ニッケルがアレルギーの主な原因(アレルゲン)といわれていますが、金属アレルギ−が確かであれば、前歯には金属でないセラミックやレジン(プラスティック)製のものを、奥歯には生体親和性の高いチタン製の装置を使うなどの対策がとられます。問題はほとんどそれで解決され、金属アレルギーで矯正を中止したケースは今まで経験していません。

    3)杭のようなものを奥の下顎骨に埋めて
     これはインプラント矯正と呼ばれる方法かと思います。日本でも年々盛んになっており、むしろ濫用からその弊害が表面化してくることを危惧しています。インプラント矯正につきましては、過去ログから下の2つを引用しておきます。参考になさってください。
    http://www.hiruma.or.jp/cgi-bin/treebbs/cbbs.cgi?mode=all&namber=486&type=0&space=0
    http://www.hiruma.or.jp/cgi-bin/treebbs/cbbs.cgi?mode=all&namber=1355&type=0&space=0
引用返信
■1586 / ResNo.8)  Re[7]: 歯根
□投稿者/ 空 -(2005/09/09(Fri) 00:59:14)
     先生の毎度丁寧な回答に本当に感謝しています。

     今かかっている矯正医が、私の治療に対して積極的でなく、インプラント矯正等も、私のほうが倦厭してしまうので、また別の先生に見てもらうつもりです。
     アメリカは矯正の先進国のようですが、私は、白人の特に青年層に対して、積極的な治療がなされる、という印象を受けます。私のような成人・アジア人・海外居住者は、皆さん、どうやって治療されているのか興味がわきました。

     アドバイスをありがとうございました。
引用返信

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■1581 / 親投稿)  遺伝について
□投稿者/ 心配な母 -(2005/09/07(Wed) 18:18:26)
    思春期下顎前突症の遺伝について質問いたします。 私は子供の頃から受け口で、
    思春期の成長期に下顎前突症になりました。 その後成人してから外科手術を受けました。 息子二人は、受け口ではありません。 成長期にあるのですが、
    受け口でなくても、下顎前突症になるのでしょうか。 その場合、予防はできるのでしょうか。自分と同じ苦労を子供たちには味合わせたくありません。
    どうか、ご教示くださますよう、お願いします。
引用返信

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■1583 / ResNo.1)  Re[1]: 遺伝について
□投稿者/ 晝間@ひるま矯正歯科 -(2005/09/08(Thu) 18:10:44)
http://www.hiruma.or.jp 
     残念ながら、このご質問に確信を持って答えられる矯正医は、恐らく一人もいないでしょう。むしろ、知りたいのは矯正医の方も同じで、そのために各大学の研究室では、年月を掛けて特定集団の成長を追跡調査したり、統計をとったりして研究を重ねてきました。その結果、平均的な成長の進み方や、成長のあり方にいくつかのパターンがあることなどは分かりましたが、心配な母さんのご子息というように、個体についての個々の成長予測はできないのが現状です。
     つまり、ご子息たちの身長が、最終的に180cmになるのか160cmなのか、そしてその成長発育がいつ終わったのか、まだ続いているのかは、結果的にしか分からないように、結局、顎の成長も<なってみるまで>分からないのです。
     成長期にあるというご子息の年齢は分かりませんが、今現在、受け口でないのであれば、この先をただ見守るしかありません。早期発見、早期治療を謳い、早く治せば遺伝的な骨格性の不正咬合も治るようなことをいう歯科医がいますが、それが本当なら矯正専門医は楽なものです。すぐ下段の投稿者への回答の中でも書いたことですが、3歳の患者に将来外科手術以外ないと判断し、それを承諾の上で、親の意向を入れて、やれる治療をすべてやってみて、一時期咬み合わせは良くなったものの、20歳の時に外科矯正をしたというケースを持っています。
     舌僻があるなど、後天的な要素があればそれを治すことは必要ですが、遺伝的な不正咬合に予防的な処置は基本的にはなく、やるなら矯正治療になってしまいます。ご心配であれば、一度矯正専門医に相談し、資料をとってもらうことですが、しばらくこのまま成長の推移を見守りましょう、ということになるように思います。
引用返信
■1584 / ResNo.2)  Re[2]: 遺伝について
□投稿者/ 心配な母 -(2005/09/08(Thu) 22:00:31)
    早速お返事を頂きましてありがとうございます。また、とても丁寧に説明していただき、感謝申し上げます。 確かに、今のところは何の問題もないので、処置の
    しようもないのだろう、とは思っておりました。 ただ、自分が思春期においてとてもつらい経験をしたので、親として、心配になりました。 私の場合、親、兄弟、双方の祖父母、おじおば、いとこ達には、同じ症状のものがおりません。
    そこに望みをかけて、息子の成長を見守りたいと思います。 お忙しいところ、質問にこたえていただきまして、ありがとうございました。
引用返信

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