OPひるま歯科 矯正歯科 質問コーナー

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■786 / 親投稿) 　教えて下さい★
□投稿者/ いちご -(2004/02/14(Sat) 20:18:33)
    抜歯ありで矯正しています。
    もうほとんど歯は綺麗に並んでいます。
    この前の検診でお医者さんに、上の歯の2番目と3番目と下の3番目の歯に、逆3角形の形で輪ゴムをかけるように言われました。
    これにはどのような効果があるんでしょうか？
    教えて下さいっ！！
引用返信
▽[全レス2件(ResNo.1-2 表示)]
■788 / ResNo.1) 　Re[1]: 教えて下さい★
□投稿者/ 晝間康明 -(2004/02/15(Sun) 23:27:25)
    院長が出張中につき代わりに答えさせていただきます。
    私は現在、大学の矯正科に籍を置く矯正専門医です。

    > もうほとんど歯は綺麗に並んでいます。
    > この前の検診でお医者さんに、上の歯の2番目と3番目と下の3番目の歯に、逆3角形の形で輪ゴムをかけるように言われました。
    > これにはどのような効果があるんでしょうか？
    そのゴムは左右対称で使用しているのでしょうか？
    そうであれば、現在いちごさんの咬合状態が前歯部で少し垂直的なすき間があり、それを閉じるためのゴムではないかと思われます。このようなゴムのかけかたを私たちはup & down elasticsと呼んでいます。矯正治療は歯を動かすときの反作用でどうしても前歯の垂直的なすき間が出来やすいのでほとんどの患者さんに一時的に使用してもらうゴムのかけかたです。また、歯と歯のすき間もなくきれいに並んでいるとすると現在は仕上げの段階だと思われます。この段階では治療に用いるワイヤーで最も太いものを用いる場合が多く、歯に加わる力も大きくなります。したがって反作用も多くなりますので、現在いちごさんの前歯に垂直的なすき間がなくてもすき間が出来ることを防止するためのゴムかもしれません。


引用返信
■790 / ResNo.2) 　Re[2]: 教えて下さい★
□投稿者/ いちご -(2004/02/16(Mon) 17:14:30)
    わかりました！ありがとうございました☆
解決済み!
引用返信
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■776 / 親投稿) 　子供の前歯
□投稿者/ 石沢 -(2004/02/11(Wed) 14:29:54)
    はじめまして。息子（７才）の事で相談にのって下さい。　息子の前歯の事ですが乳歯から永久歯に生え替わりました。左は問題なく永久歯が出てきましたが右の歯は少し右側に出てしまい、前歯に3mmほどの隙間が出来てしまいました。そのせいで右前歯の隣の乳歯が押され曲がってしまったので歯医者さんで抜きました。まだ永久歯が生えていませんが、前歯が右よりのため、そのスペースに永久歯が出てこれず、レントゲンを撮ってみると歯の裏側から生えてきそうだと、説明されました。その為矯正が必要で６０万円かかりますと、言われビックリしてしまいました。初めての事でまったく知識がないため良く分からないのですが　そのくらいかかる物なのでしょうか？また、治療手段は矯正しかないのでしょうか？教えてください。よろしくお願いいたします。
引用返信
▽[全レス4件(ResNo.1-4 表示)]
■778 / ResNo.1) 　Re[1]: 子供の前歯
□投稿者/ 晝間＠ひるま矯正歯科 -(2004/02/11(Wed) 18:58:11)
http://www.hiruma.or.jp/
    　ご質問には、矯正に関するいくつかの基本的な事項が含まれているため、キチンと説明しようとすると大変長くなりますので、まずはこの質問コーナーから似た過去ログを挙げておきますのでまずお読み下さい。
    http://www.hiruma.or.jp/cgi-bin/treebbs/cbbs.cgi?mode=all&namber=338&type=0&space=0
    http://www.hiruma.or.jp/cgi-bin/treebbs/cbbs.cgi?mode=all&namber=432&type=0&space=0
    http://www.hiruma.or.jp/cgi-bin/treebbs/cbbs.cgi?mode=all&namber=476&type=0&space=0

    　お子様は叢生（そうせい）という不正咬合の可能性があります。叢生の説明は記事検索からご覧頂きますが、そのうえで、もしお子様の不正を治したいとしたら、いつか何らかの形で矯正治療をするしかありません。＜治療手段は矯正しかないのか？＞とのご質問ですが、不正咬合（叢生や出っ歯、受け口など）を治すのが矯正歯科ですから、それを治そうとしたら矯正治療しかありません。その意味では、ともあれ矯正専門医の話を聞くべきで、治療そのものも含めて一般歯科医での矯正の話や治療には、慎重であるべきです。
    　上に挙げた過去ログをお読み頂くとお分かりになるかと思いますが、お子様に矯正治療が必要だとしても開始はまだ早く、その後始める治療はまず1期治療からとなり、永久歯の生えそろう12歳頃の2期治療が通常は必要になります。
    　ご承知のように矯正治療は保険が利きません（自費です）ので、自由診療であるかぎり費用は医院によってマチマチです。矯正費用につきましては、この言葉をキーワードに記事検索して参考にしていただきますが、1期治療で前歯を治せば後はきれいな永久歯の歯ならびができるわけではなく、矯正治療の終了は大人の歯ならびを作り上げて、親知らずに決着をつけるところまでですので、矯正専門医院であれば、費用はそこまでを視野に入れて提示されるはずです。
    　以上ですが、さらに詳しい回答が必要であれば改めてお尋ね下さい。内容にそってお答えいたします。
    　
引用返信
■780 / ResNo.2) 　Re[2]: 子供の前歯
□投稿者/ 石沢 -(2004/02/12(Thu) 14:15:14)
    こんにちは。お返事ありがとうございました。矯正治療のしくみが良く分かりました。叢生と言う言葉もはじめて聞きましたが息子はそれに当てはまると思いました。　　大変恐縮なんですがもう一つお聞きしたいのです。前歯のスキッ歯は隣の歯が生えてきたときに押されて隙間が埋まる事はないのでしょうか？何度も申しわけありません。よろしくお願いいたします。
引用返信
■781 / ResNo.3) 　Re[3]: 子供の前歯
□投稿者/ 晝間＠ひるま矯正歯科 -(2004/02/12(Thu) 17:55:25)
http://www.hiruma.or.jp/
    　上顎中央の歯（中切歯、１番）の間にできた隙間を正中離開といい、お子様には今その正中離開があるわけですが、正中離開の起る原因のいくつかのうち、隣にある歯（側切歯、２番）の位置が悪く１番と正常に接触していない場合に、正中が離開してきます。
    　お子様の場合は２番が不正位（舌側）にあるために正中離開が起きたわけで、レントゲン的にすでに１番と重なっているのであれば、萠出しても1番の裏側（舌側）に重なって生えてくるため、萠出時に１番を押して正中離開が閉じるということはまず無いと思います。つまり、正中離開があるから２番が舌側に押しやられたのではなく、歯と顎の大きさの不調和（ディスクレパンシィー）のために、本来の隙間がなく２番が舌側に押しやられるというのが通常の叢生のパターンです。
    　２番が舌側に押されるのは、解剖学的な位置関係から、３番（犬歯）が外側（唇側）から押しているからで、通常は犬歯が萠出する頃（10歳半頃）に八重歯になるか、さらに２番を内側に押し込みます。このデコボコを叢生というわけです。
    　ただ、お子様の正中離開の程度や状態、１番と２番のレントゲン的所見が分かりませんので、叢生という不正を前提に回答しておりますが、上顎の前歯4本が萠出する状態を「みにくいアヒルの子時代」といい、この時期は4前歯が＜カタカナのハの字形＞に生えてくるためにそう呼ばれ、それが正常なのですが、お子様の今の状態が不正咬合（叢生）の前兆なのか、「みにくいアヒルの子時代」に過ぎないのかは矯正専門医ならば見れば分かります。
    　その意味で、案ずるよりまずは矯正専門医に相談されることをお勧めするわけですが、矯正治療をするかどうかは、それから考えてもいいのではないでしょうか。

    　以上、回答を書くうえで必要上、歯の名称を（たとえば中切歯、１番など）専門的な用語で記述しましたが、この点につきましては、下記のサイトのコンテンツ「矯正治療基礎知識」の中の「歯科知識」をご覧になって下さい。
    http://plus.e-kyousei.tv/
引用返信
■785 / ResNo.4) 　Re[4]: 子供の前歯
□投稿者/ 石沢 -(2004/02/14(Sat) 13:19:25)
    御丁寧なお返事ありがとうございました。まずは先生のおっしゃる様に相談してみます。本当にありがとうございました。
解決済み!
引用返信
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■777 / 親投稿) 　いろいろな症状が複合している場合の矯正について
□投稿者/ ゆきりん -(2004/02/11(Wed) 16:27:49)
    はじめまして。私は、今20代の女性です。
    私の歯は、何個かの症状が複合しています。
    どんな症状かというと
    ?前歯が前に出ている
    ?上の歯に隠れて前歯がほとんど見えない。
    ?左右の顔が少し歪んでいる。

    症状が複合していた場合、やはり治療費や治療時間は通常の場合よりも多くかかるのですか？
    また、外科手術などが必要な可能性はどれくらいあるでしょうか。
引用返信
▽[全レス4件(ResNo.1-4 表示)]
■779 / ResNo.1) 　Re[1]: いろいろな症状が複合している場合の矯正について
□投稿者/ 晝間＠ひるま矯正歯科 -(2004/02/11(Wed) 20:46:56)
http://www.hiruma.or.jp/
    　矯正歯科に関するHPを色々見ると、不正咬合の種類たとえば上顎前突、叢生、開咬などという名前ごとに典型的な症例が並んでいますが、実際は単一の不正咬合だけというケースは稀で、むしろゆきりんさんのように不正が複合しているのが普通です。
    　ゆきりんさんのいう＜前歯が前に出ている＞＜上の歯に隠れて前歯がほとんど見えない＞という症状は、複合というよりある種の不正に見られる特徴的な症状のいくつかに過ぎません。
    　不正が複合されていると費用や期間が変わるというより、治療方針と難しさによってそれらが変わるもので、患者さんが自己診断するものと専門医が診断するものとは大抵は多いに異なりますので、自身では軽いと考えているケースが実は厳しかったり、とても大変と思い込んでいるケースがありきたりのケースであったりするのはよくあることです。
    　ゆきりんさんのケースがどのようなものかは、矯正用資料をよく見てみなければ分かりませんが、実際に矯正治療に進むかどうかはともかく、まずは専門医に相談してみるのが一番確かです。
    　＜左右の顔が少し歪んでいる＞という＜歪み＞がどの程度かですが、この言葉だけで外科手術の可能性を言い当てるのは無理、無意味で、この点を含めてまずは矯正専門医院の門を叩くことです。矯正歯科専門医院の敷居は思っているほど高いものではありません。
引用返信
■782 / ResNo.2) 　Re[2]: いろいろな症状が複合している場合の矯正について
□投稿者/ ゆきりん -(2004/02/13(Fri) 17:41:53)
    ご返答ありがとうございました。
    あともうひとつ質問があるのですが、よろしいでしょうか。

    上の歯が下の歯よりも5mm以上前に出ていたら、手術する可能性が高いと某HPで見ました。私の前歯は横から見ると、上の歯がかなり前に出ていて、5mm以上ずれているかもしれません。
    このような場合でも、状態がよければ、手術はしないで矯正ができるし、状態が悪ければ手術して矯正するようになるということでしょうか？
引用返信
■783 / ResNo.3) 　Re[3]: いろいろな症状が複合している場合の矯正について
□投稿者/ 晝間＠ひるま矯正歯科 -(2004/02/13(Fri) 18:14:36)
http://www.hiruma.or.jp
    　＜上の歯が下の歯よりも5mm以上前に出ていたら、手術する可能性が高い＞と某HPにあったということですが、恐らくゆきりんさんの読み違いではないでしょうか。前歯の出具合については、下記のサイトのコンテンツ「矯正治療基礎知識」の中の「歯科知識」から４）前歯の状態について、を参考にしていただきますが、7mmや8mmは日常的に治療している範囲で、10mmも希ではありません。
    http://plus.e-kyousei.tv/
    　５mmというのは、上顎前突（出っ歯）の定義としてオーバージェット（上記の歯科知識参照）が５mm以上あるものを上顎前突とする、として論文に書かれているもので、外科手術の適応の判断に、オーバージェットの量（ことに５mmなどという数字）が考慮されることはほとんどないといっていいでしょう。
    　ゆきりんさんが外科の適応であるかどうかは、ここでいくら情報を与えていただいても判断できません。やはり、矯正歯科専門医院で然るべき診査をし、検査結果から診断と治療方針を聞いたうえでどうするかを考えた方が、雑多な情報から憶測でアレコレ考えるより、理解するには結局は早道だと思います。
引用返信
■784 / ResNo.4) 　ありがとうございました
□投稿者/ ゆきりん -(2004/02/14(Sat) 01:38:46)
    解説ありがとうございました。
    私は、現段階では、矯正はあきらめることにします。

    お気を悪くされる事のないようにいっておきますと、矯正の敷居が高いかとかそういうことではありません。

    私は、自分では、矯正をする経済的余裕はないのです。（ローンも事情があり組めません）
    ただ、手術が必要ならば、親が負担も考えてくれるとのことでしたので、その可能性が高そうならば、検査に行こうと思っていた訳です。
    検査費用も生活費にあてれば、生活もかなり楽になります。今は半々の可能性にはかけられる余裕はない、ということです。

    ご相談にのってくださりまして、ありがとうございました。
解決済み!
引用返信
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■772 / 親投稿) 　多くの差し歯、抜歯がある場合
□投稿者/ megu -(2004/02/08(Sun) 22:44:32)
    矯正を考えている３０代のものです。虫歯による抜歯のため、上顎の親知らず、左右二本と左の第二大臼歯がありません。（下顎はすべての歯が揃っていますが、メタルボンドの差し歯四本と銀歯のクラウンが二本あります）
    このような場合、矯正治療は難しいのでしょうか。
    また、左上顎は既に奥の２本歯が足りないということもあって、左上顎のみ抜歯をさけたいと思うのですが、無理なのでしょうか。
    また、足りない奥歯を別の歯の移植によって補うという方法も可能なのか教えてください。
引用返信
▽[全レス3件(ResNo.1-3 表示)]
■774 / ResNo.1) 　（削除）
□投稿者/ -(2004/02/09(Mon) 18:16:28)
    この記事は削除されました
引用返信
■773 / ResNo.2) 　Re[1]: 多くの差し歯、抜歯がある場合
□投稿者/ 晝間＠ひるま矯正歯科 -(2004/02/09(Mon) 12:00:41)
http://www.hiruma.or.jp
    　meguさんの不正（悪い歯ならび）の状態は分りませんが、基本的には差し歯があっても喪失歯（抜歯）があっても、矯正治療は可能といえます。ただ、（差し歯や喪失歯があるなどの）条件が付く分治療が難しくなること、治療後に補綴物（差し歯など）の再製が必要になる場合が多いこと、などを承知しておかれることです。
    　矯正治療上、meguさんのケースには抜歯が必要かどうか分りませんが、＜左上顎のみ抜歯をさけたい＞というのは治療方針に関わることですので、資料を採ってみなければ分りません。それでも解決策はあるはずです。
    　喪失した奥歯に別の歯を移植できるかどうかは、口腔外科の判断が必要で、移植する歯の状態、移植床（移植する所、つまり歯を喪失した部分）の状態、年齢等色々条件が必要ですが、文章から拝する限りではかなり厳しいように思います。（分りませんが、インプラントの方が可能性は高いように思います。）
    　meguさんのケースは、矯正単科で考えるのではなく、少なくとも口腔外科と補綴科（さらに歯周病科など）の先生と組んだ、包括的な歯科治療の観点から矯正治療を考えるべきケースだといえましょう。
引用返信
■775 / ResNo.3) 　Re[3]: ありがとうございます
□投稿者/ megu -(2004/02/09(Mon) 18:16:58)
    > 以前、通っていた歯科で、少し矯正を考えているとの話を持ち出したところ、一言、「大掛かりになる」と答えて戴いたことがあって、今回、ひるま先生に答えて戴いた質問で、その理由について、大体のところ、理解できました。
    > 一度、包括的な治療をしている大学病院で相談してみようと思います。
    > 迅速で丁寧なご返答をありがとうございました。
解決済み!
引用返信
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■767 / 親投稿) 　外国での歯科矯正について
□投稿者/ 美穂 -(2004/01/31(Sat) 00:17:04)
    ひるま先生

    真摯に回答してくださっている質問コーナーを見つけて、駆け込んだしだいでございます。

    34歳、女性です。現在の状況は、前歯の右やえ歯の次から6本セラミックをかぶせております。下の歯は前歯1本が年をとるにつれて、段々奥に入ってきてます。
    パッと見はさほど問題がないようにみえますが（まあまあ綺麗な歯並びになっています。）よく見ると、左側の下の歯が2本（奥歯から3本目､4本目）が若干寝ているような感じにです。左側の噛み合せがあまりよくないです。
    歯医者ではよく顎が小さいのに歯が大きいといわれます。
    親知らずは全て抜いております。


    22歳の時に矯正をしたくて、専門医でレントゲンを撮った所、「顎がずれているから体の中にメスをいれなくてはいけない」とのことでした。たいへんそうだったのと職業上、あまり矯正は好ましくないものだったので、その時点で上前歯と横の歯計6本を差し歯にしました。
    その後、歯茎と歯の間に黒いものが見えてきたので、4年前にセラミックのものと交換しました。

    今ベルギーにいるのですが先日歯医者で「矯正したら？」と言われました。
    やはり下の歯並びが先生は気に掛かったようでした。私はすっかり矯正のことなど諦めていたのですが、やはりかみ合わせが悪いのと、前歯が奥まっていく為にその歯が良く磨けないので、もう一度相談に行ってみようかという気になりました。

    本題ですが、
    １．見た目には顎が曲がっているようには見えないのですが、曲がっている場合と言うのはあるのでしょうか？またその曲がったと以前言われたのですが、元に戻っているということはないのでしょうか？
    ２．また顎のゆがみは手術以外で治る方法はないのでしょうか？
    ３．海外で矯正を行うのと日本で行うのとで、大きく違う事はあるのでしょうか？技術的に心配です。
    ４．ヨーロッパでも裏側からの矯正はあるのでしょうか？
    ５．またもし、ベルギーで先生のご存知の矯正歯科がもしありましたら、教えていただけませんでしょうか？

    海外での決断でなかなか相談できるところもなく、困っております。

    お忙しいところ恐れ入りますが、ご回答いただければ幸いです。
    どうぞよろしくお願いいたします。





引用返信
▽[全レス4件(ResNo.1-4 表示)]
■768 / ResNo.1) 　Re[1]: 外国での歯科矯正について
□投稿者/ 晝間＠ひるま矯正歯科 -(2004/01/31(Sat) 13:14:49)
http://www.hiruma.or.jp
    　＜顎が小さいのに歯が大きいといわれます＞ということと、書かれている諸症状から推測すると、美穂さんのケースは基本的に叢生（そうせい）といわれる不正咬合で、それに顎あるいは歯列の偏位（ズレ）が加わった状態かと思われます。
    　22才の時は日本かと思いますが、矯正医がレントゲン等を見たうえで外科手術を示唆したというのは、歯列ではなく顎の偏位が小さくないことを意味しており、この考え方を排除するわけにはいきません。
    　ベルギーの歯医者が「矯正したら？」といったのは、いまの歯列、咬合状態では包括的（根本的）な治療がむずかしいための提案だろうと考えますが、その先生は一般歯科医でしょうから、具体的にどのような矯正治療になるかは分っていないはずで、実際の矯正治療は専門医を紹介するものと思います。そのうえで、美穂さんの矯正治療上の診断と治療方針（および費用）がわかるので、改めて外科矯正が示される可能性は十分あるものと推測します。
    質問１）
    ＜見た目には顎が曲がっているようには見えないのですが、曲がっている場合と言うのはあるのでしょうか？＞
    　少なくとも22才の折りに、専門医がレントゲン的に顎の偏位を指摘しているかぎり、見かけはともかく曲がっている（偏位している）ことは、あり得ると思います。
    ＜またその曲がったと以前言われたのですが、元に戻っているということはないのでしょうか？＞　
    レントゲン的に指摘されたものが、約10年後に自然に正常に復しているというのは、一般的には考えにくいことです。
    質問２）
    ＜顎のゆがみは手術以外で治る方法はないか＞
    　これは極めてデリケートな問題で、実際の状況を診察してみなければ何ともいえません。しかし、外科手術が適応と診断されたものを手術無しで治そうとすると、非常にむずかしいことと、質の低い治りで妥協せざるを得ない覚悟が必要でしょう。
    　顎の偏位と外科手術につきましては、下記の回答を参考のひとつにして下さい。
    http://www.e-kyousei.com/cgi-bin/tpxbbs2/cf.cgi?mode=all&namber=4&rev=0
    質問３）
    ＜海外で矯正を行うのと日本で行うのとで、大きく違う事はあるか＞
    　日本でも海外でも、最終的にはその矯正医自身の力量の問題になりますが、ベルギーの矯正歯科事情は全く存じ上げないので何ともコメントできません。美穂さんはこのままベルギーに永住されるのか、日本に帰られるのかにもよりますが、日本人の歯（骨格）はやはり日本の医師が精通している、とはいえます。
    質問４）
    ＜ヨーロッパでも裏側からの矯正はあるか？＞
    裏側の矯正は舌側矯正（Lingual Orthodontics）といいますが、ヨーロッパにも学会（The European Society for Lingual Orthodontics）があります。ベルギーもヨーロッパ学会に加盟していますので、舌側矯正をやっている先生はいる、ということでしょう。
    http://www.eslo.de/
    　私は舌側矯正をまったく信頼しておらず扱っていないのですが、外科矯正だとすると舌側ではできず、そうでなくとも表からやっても難しい複雑なケースを、舌側からやるというのはかなりの冒険です。
    下記のサイトをご参照下さい。
    http://www.e-kyousei.com/cgi-bin/tpxbbs2/cf.cgi?mode=all&namber=48&rev=0
    http://www2s.biglobe.ne.jp/?m-fuji/Q&A/A39.htm
    質問５）
    ＜ベルギーで先生のご存知の矯正歯科がもしありましたら＞
    　ベルギーの矯正事情には不案内でお役に立てませんが、矯正歯科学会については下記の情報を得ています。公式HPは無いようですが、この辺を糸口にして納得のいく矯正医を探してみてください。
    Societe Belge d'Orthodontie（Abbreviation／SOBOR/BEVOR Belgium）
    Association Societe Belge d'Orthodontie
    Abbreviation SOBOR/BEVOR
    President Dr Thierry De Coster
    Title President
    Address Av. Brugmann 326
    Town B-1180 Bruxelles
    Country Belgium
    Telephone 00 32 2 344 9484
    Fax 00 32 2 344 0932
    Website not available
    Email sobor.bevor@optinet.be

    蛇足ですが、こんなニュースがあります。
    　「第91回ＦＤＩ世界歯科連盟年次世界歯科大会がシドニーにて9月11日（木）～21日（日）、開催され、任期満了に伴う会長選挙においてミシェル・アーデン氏（ベルギー）が選出された（FDI次期会長に初めて女性が就任）。また、下野正基氏（東京歯科大学教授）が大会教育委員会委員に選出された。
    同大会では「咀嚼が健康全般に及ぼす影響」などの声明が採択された。
    なお、同大会は世界109国からおよそ4、500人以上が参加し、日本歯科医師会からは新井誠四郎専務理事らが出席した。」
引用返信
■769 / ResNo.2) 　Re[2]: 外国での歯科矯正について
□投稿者/ 美穂 -(2004/02/03(Tue) 05:22:39)
    わたくしの質問全てに回答して頂いて、感激しております！
    お忙しいところ、本当にありがとうございました！！！

    書き忘れていたのですが、2年程前にいろいろなことが重なって強いストレスもあったからか、顎が痛くなり、顎の専門家という先生に見ていただいたのですが、その際レントゲンを取ってみてもらい、「特に問題ないのでもしまた痛くなったら来なさい」といわれました。
    それで＜またその曲がったと以前言われたのですが、元に戻っているということはないのでしょうか？＞このような質問をいたしました次第でございます。

    例えば、先生の推測する私の症状の場合、
    これから時間をかけてわざわざ矯正やもしくは外科治療までした方がいいものなのか、という疑問も出てきます。前歯の一本が奥に入っているものを抜くだけで大分違ってくると思うのですが、そういうわけにはいかないのでしょうね（笑）。
    この状態を放置しておくと、体のどこかに支障をきたすなどという問題がでてくるのでしょうか？

    今育児中で家にいる機会も多いのでその間に治してしまおうかなと思ったのですが、
    外科的治療もというとしりごみしてしまいます。

    たくさんのベルギーの歯科に関連する情報もありがとうございました。私は永住の予定（主人と別れない限り？！）なので、こちらで治すしかないでしょう・・・

    日本で治すという場合は毎月通わなくてはいけないのですよね？

    またお時間の空いた隙にでもお返事いただければ幸いでございます。





引用返信
■770 / ResNo.3) 　Re[3]: 外国での歯科矯正について
□投稿者/ 晝間＠ひるま矯正歯科 -(2004/02/06(Fri) 11:30:05)
http://www.hiruma.or.jp
    　2年前に診てもらった顎の専門家の「特に問題ない」というのは、歯ならびや咬み合わせは“ともかく”、顎関節に関しては問題ないという意味でしょう。顎関節症の原因は色々で、咬み合わせの悪さもその一つになり得ますが、一時期のようにすべてそこから来ているという考えはさすがに無くなりました。
    　顎関節症は生活習慣病のようなところがあって、普段の姿勢や生活態度、ストレスなどが誘因になることが多いため、その治療は生活指導と投薬が主になって来ているとのことです。「特に問題ない」というのは、顎関節の専門医は顎関節だけを診て言っただけであって、矯正的見地で診たわけではないと思います。
    　ベルギーの矯正歯科事情は不案内のため確かなアドバイスはできませんが、一般的に日本より海外（欧米）の方が、外科矯正については患者さんの希望も含めて積極的な印象を持っています。外科手術に尻込みされる気持ちは当然でよく分ります。下記のサイトは、ご本人が外科矯正を受けた経験から立ち上げたHPで、外科矯正の患者さん同士が意見や情報を交換している良質なサイトです。すでにご覧になっているかも知れませんがご紹介しておきます。
    Comment ca va？/ 矯正・外科手術日記
    http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Apricot/5273/

    　美穂さんが矯正治療に踏み切るかどうかは、ご主人がどう考えておられるかが大切な点ですので、よく話し合われて、前向きであればともかく一度、（ベルギーの）矯正専門医に相談されることをお勧めします。
引用返信
■771 / ResNo.4) 　Re[4]: 外国での歯科矯正について
□投稿者/ 美穂 -(2004/02/06(Fri) 21:10:05)
    ひるま先生

    2度に渡りご丁寧なアドバイスありがとうございました。
    紹介いただいたサイトを覗いてみたいと思います。
    主人はたいへん前向きなので、一度受診したいと思ってます。
    主人も、姉妹や友達も小さい時に皆矯正したと言っておりました。
    こちらは小さいうちですと、保険が効き矯正器具をつけている子が多いとのことでした｡社会保障に関しては定評のあるヨーロッパならではの話ですよね。
    自分の子供の歯はきっちりチェックしていこうと思ってます。
    いつかまたお世話になる時がくるかもしれませんが、（受診にせよ、相談にせよ！）
    その際はまたよろしくお願いいたします。

    美穂
解決済み!
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