OPひるま歯科矯正歯科質問コーナー

私は今年で２８歳になりますが、歯の矯正を考えています。
前歯が不正咬合の為、奥歯の方を斜めに噛み合わせていると言う
あまり良くない状態です。
今現在、虫歯で歯医者さんに通院しているのですがかぶせて
ある歯が２箇所ほどあります。（銀色の金属で歯をスッポリ
覆っている歯の事です）先日、又治療でかぶせる必要のある歯が
出来てしまいました。でも、このかぶせ物は今の悪い歯並びで
調整して作られています。矯正をする場合はこのかぶせ物を
全部作り直す事になるのでしょうか？今現在、無理やりですが
正しい噛み合わせをしてみると明らかにかぶせものは大きく
ひっかると思うのですが・・。

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■765 / ResNo.1)

　Re[1]: かぶせた歯

□投稿者/ 晝間＠ひるま矯正歯科 -(2004/01/27(Tue) 11:43:45)
http://www.hiruma.or.jp

　（もっと早くに始められればより良かったのはいうまでもありませんが、）ともかく、ともよさんが矯正治療を考えたのはとても良いことです。
　義歯（入れ歯やかぶせ物など）も義眼、義手、義足などと同じように、できるだけ本来の位置、形態に戻すように作る（修復する）はずのものですから、ご指摘のように、虫歯にかぶせ物（冠）をしなければならない時は、その歯並びで咬めるように作るのが普通です。
　矯正治療で作る咬合は正常咬合ですから、矯正治療後には今のかぶせ物では正しく咬み合いません。そのために、矯正治療を始める前にレントゲンや歯型をとって色々な角度から精査し、そのうえで、今かぶせてある物が矯正治療上不適切であれば、治療後に咬み合うように、あらかじめその歯本来の解剖学的形態に作り直すこともありますし、あまり問題がなければ、そのまま矯正治療に入り、治療後に作り直すこともあります。
　ただ、矯正治療前にその歯本来の解剖学的形態に作り直しても、その歯は動かしますので、治療後にそのかぶせ物の細部に不適合が生ずることが多々あって、矯正治療が終わった後でキチンとしたかぶせ物を、もう一度作り直すことは少なくありません。ですから、治療前に作り直さなければいけない場合は、ある程度、治療後にもう一度作り直すことを前提にして考えておく必要があり、そのことは、通常、矯正医はまえもって患者さんに伝えてくれるはずです。
　ともよさんは、いま矯正治療を考えているのであれば、すぐにも矯正専門医院で診査を受けるべきです。矯正治療では、治療方針上抜歯が必要なことがしばしばありますので、かぶせる歯（あるいはかぶせた歯）を抜く可能性もあるからです。まず、矯正歯科医が虫歯のある歯をどうするかを判断し、必要に応じて掛かりつけの歯科医に依頼書を書いてもらうのがトラブルを避ける順序です。

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■766 / ResNo.2)

　ありがとう御座いました。

□投稿者/ ともよ -(2004/01/28(Wed) 13:55:57)

丁寧なご指導有難う御座いました。実はひるま矯正歯科さんは家から凄く近い所に
あるので、近いうちに行ってみようと思っています。通う前にお話も聞けて
少し安心致しました。もし、訪れた時は宜しくお願い致します。

解決済み!

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■761 / 親投稿)

　部分矯正

□投稿者/ ちゃお -(2004/01/26(Mon) 11:32:58)

はじめまして　私の歯は、上はそれほど目立つような問題はないと自分なりに思うのですが、（差し歯にしたというのもあります）下の前歯が少し重なり、犬歯は両方とも前に出ています。そのために、下唇と下の口元が腫れて見えます。
接客業ということもあり、出来れば下の歯並びだけの部分矯正を出来ればと思うのですが
可能なのでしょうか？
よろしくお願いいたします。

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■762 / ResNo.1)

　Re[1]: 部分矯正

□投稿者/ 晝間＠ひるま矯正歯科 -(2004/01/26(Mon) 13:23:24)
http://www.hiruma.or.jp

　部分矯正（という言葉が専門的にあるかどうかわかりませんが）、ちゃおさんの＜下の歯並びだけ＞というように局所的（限局的）な矯正治療を希望する方は結構いて、その気持ちは分りますが、出来る場合もあれば出来ない場合もあるとしかいえません。ただ、多くは全体的な矯正（本格矯正）をしないとダメな場合が多いのが事実です。
　限局的な矯正治療が出来るケースというのは、基本的に不正咬合がなく（歯列、咬合、骨格が正常）で、後天的に何らかの原因、たとえば歯周病や悪習癖、親知らずの影響などによって限局的に不正が生じた場合か、いい補綴物（入れ歯、ブリッジなど）が作れないために、その前準備として行なう局所的な矯正の場合に限られます。
　元々不正咬合がありながらそれを無視して、気になるところだけを（局部義歯のようなつもりで）矯正治療しようとすると、治療はかえってむずかしく治療結果も思わしくないものになる可能性が高くなります。ちゃおさんのケースは、文面から拝するかぎり叢生（そうせい）という不正をもっている可能性がありますが、そのうえで部分矯正が可能かどうかは、やはり実際に拝見してみなければ分りません。
　どの矯正歯科医院も、思っているほど敷居が高い所ではありません。ちゃおさんにはともあれ一度、矯正歯科専門医院に出向いて相談されることをお勧めします。

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■763 / ResNo.2)

　Re[2]: 部分矯正

□投稿者/ ちゃお -(2004/01/26(Mon) 15:42:10)

ありがとうございました。やはり、部分的には難しそうですね。早速、地域の歯医者さんを２箇所予約しました。
最初の相談は無料ということもあり、じっくり相談してみようと思います。
思い立ったら吉日なので、頑張ります。

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■759 / 親投稿)

　NO TITLE

□投稿者/ ＭＫ -(2004/01/19(Mon) 13:58:57)

はじめまして。
突然なのですが、ちょっと質問させて下さい。
わたしは不正交合なのですが、矯正で直らないと言うのは
例えば顎が出てきて歯並びは直るけど、顎自体は出たままと言う事ですか？
それとも、例えばちょっとでも顎が出ていると矯正が出来ないと言う事ですか？
それと、そちらでは、矯正だけで歯の治療は行ってないのでしょうか？
変な質問だけで申し訳ないのですが宜しくお願い致します。

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■760 / ResNo.1)

　Re[1]: 下顎前突？

□投稿者/ 晝間＠ひるま矯正歯科 -(2004/01/19(Mon) 15:50:42)
http://www.hiruma.or.jp

　＜わたしは不正交合＞とお書きですが（正式な漢字は不正咬合）、たとえば下記サイトの「症例チェック」などからご自分で判断して、MKさんはどれに相当するケースでしょうか。
http://plus.e-kyousei.tv/
　内容からすると下顎前突かと思いますが、それはともかくとして、このご質問はどこかの回答からの関連でお尋ねになっているのでしょうか。他の回答から断片的な文言だけを捉えて自分に当てはめると、齟齬（そご）を生じる危険があります。
　回答書きはこの質問コーナーの他に、e-kyousei.comというサイトの「みんなの疑問Q&A」という所で、立川先生のハンドルネームで回答していますが、最近、もう一つ、上記e-kyousei.com PLUSというサイトの[みんなの掲示板」に、矯正専門医の名前でいくつかお答えしています。この「みんなの掲示板」に掲載されたマージナルマンという方の質問＜受け口気味なのですが‥＞への回答を、MKさんは読まれたのでしょうか。
e-kyousei.com「みんなの疑問Q&A」
http://www.e-kyousei.com/html/for_p/qanda.htm
e-kyousei.com PLUS「みんなの掲示板」
http://plus.e-kyousei.tv/cgi/tpxbbs/cf.cgi

　MKさんの不正の状態はわかりませんが、MKさんのいう＜ちょっとでも顎が出ていると矯正が出来ないという事か＞というのが、＜外科矯正ではなくいわゆる歯牙移動による矯正治療はできないのか＞、＜外科手術でなくてはダメなのか＞という意味であれば、それはそうではありません。しかし、矯正治療を受けようとする気持ちの中に、顔貌（側貌、口元、顔立ち）の審美的な改善があるとすると、その要望に応えるのは外科手術が最善手で、骨格そのものを変えることができない歯牙移動のみの矯正治療では、その面では限界があります。その点は、治療方針を決定する際に十分話し合うべき事柄であり、また、そのようにしているつもりですから、下顎前突がすべて外科矯正というわけではないことは、いうまでもありません。
　＜矯正だけで歯の治療は行ってないのでしょうか？＞
　現在は矯正歯科治療専門で、一般歯科治療（いわゆる歯の治療）は行なっておりません。蛇足ですが、矯正歯科医院は＜歯を動かしていればいい＞という時代は終わったように思います。経験的に、いい矯正治療を行なうのも、その後の安定も、健全で行き届いた歯と歯茎（歯周組織）の手入れが無ければ成り立たないことが分りました。当院は、今年の前半に全面的な改修と診療形態の大幅な改革を行ない、予防歯科診療とそれにともなう必要な一般歯科治療を手掛けることにしています。
　あくまでも矯正歯科治療が中心ですが、その治療過程の中で必要な“歯の治療”は、今後は行われることになると考えていただいて結構です。そのために一般歯科医が常駐することになります。

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■757 / 親投稿)

　NO TITLE

□投稿者/ ママ -(2004/01/19(Mon) 00:29:02)

初めまして、矯正を考えていますが、８月に友人の結婚式があります。
友達が、矯正の歯医者さんで昔看護婦さんをしていたことから
ちょっと、矯正について友人に聞いてみたんです。
私の場合は、前歯が二本でているのですが〔歯茎から）まさにビーバーのようです。
前歯の両隣の歯は、前歯の後ろに半分隠れています。
たぶん、前歯の横の歯は２本抜くと思うよ。とのことを
教えてもらったのですが、前歯が出ている上にその上に矯正の器具をつけると
さらに、乾燥シーズンだし口は無理をしても閉じれなくなるし
（今は無理すると不自然でも閉じれる）
前歯の横の歯を２本も抜くと、結婚式は絶対にしゃべれない？？。。
マスク？？なんて結婚式はできないし。
矯正にはまだふみきれないのですが
今始めると、マスクも不自然な時期ではないのでするなら今？？なんて
思っていますが、夏の８月の結婚式には今から初めて全て綺麗にはなっていないのは
当然ですが、多少・・・口が閉じれる程度？か、抜いた隙間が埋まってる？
程度にはなるのかしら？？
矯正にむけての貯金はしてきましたが、行事ごとも多くいつになっても
はじめられません。。。
宜しくお願い致します。

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■758 / ResNo.1)

　Re[1]: 上顎前突／結婚式

□投稿者/ 晝間＠ひるま矯正歯科 -(2004/01/19(Mon) 11:52:04)
http://www.hiruma.or.jp

　まず、＜矯正の歯医者さんで昔看護婦さんをしていた＞というお友達の話は、専門的には治療方針に関する内容で、歯を抜くか抜かないか、抜くならばどこの歯を何本抜くか等ということは、矯正の治療方針上もっとも重要な点で、矯正医すら口の中を診ただけで判断できるものではありません。
　文章からママさんの不正咬合を推測すると、上顎2番の舌側転位（つまり＜両隣の歯は前歯の後ろに半分隠れて＞いる状態）を伴う上顎前突と思われますが、お友達のいうような＜前歯の横の歯は２本抜く＞つまり、上顎2番を抜くという選択は通常まずなく、一般的には、上下左右第一小臼歯（4番）か上顎は4番、下顎は5番を抜歯するものです。
　歯の基礎的知識については、e-kyousei.com PLUSというサイトのコンテンツから＜矯正治療基礎知識＞の＜歯科知識＞および＜矯正装置＞を読んでおくことをお勧めします。
http://plus.e-kyousei.tv/
加えて＜症例チェック＞から＜上顎前突（出っ歯）＞、さらに＜コラム＞から＜患者としての心得＞にも目を通されることをお勧めします。
　治療のステップから考えると、前歯を引っ込めるのはかなり終わりの段階になってからですので、8月の結婚式までに前歯が引っ込むというのは無理ですが、今から取り掛かれれば、前歯はかなり揃った状態になっているはずです。装置もエステティック・ブラケットであればあまり目立ちませんし、衆人の中でスピーチすることにも抵抗を感じないはずです。
　矯正治療の開始時期は、どの患者さんにとっても必ず何かに引っ掛かるものです。受験、発表会、クラブ活動、就職試験、結婚、出産等々、考えてしまうと矯正治療はいつになってもできません。最近のオリンピックを観ると、必ず何人かの外国選手に矯正装置が入っているのを見かけますし、俳優が装置を装着しているのもよく見聞きします。参考までに、トム・クルーズの矯正治療写真が載っているサイトを記しておきます（無断引用ご容赦）。
http://members.tripod.co.jp/tcruise/gallery/319.html
http://www.zakzak.co.jp/midnight/hollywood/backnumber/C/020225-C.html
　ともあれ、躊躇せず信頼できる矯正歯科専門医院に出向いて、一度相談されることです。

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■754 / 親投稿)

　歯間の虫歯

□投稿者/ 凪 -(2003/12/27(Sat) 23:37:46)

ごぶさたしております。以前、質問コーナーでお世話になりました凪です。

上に器具が付いてから２ヶ月、下に付いてから１ヶ月が経過しました。
歯が動いてきて、最初はＳＳＳの歯間ブラシすら入らなかった所に
今ではＳＳが入るようになりました。
そしたら、今までは見えなかった歯間というか、歯と歯が隣り合っている部分に
黒くなっている虫歯らしきものを発見しました。
たぶん、矯正を始める前から、そうなっていたのだと思います。

年末の忙しい中、申し訳ありませんが
こうゆう場合は、どのような処置をするのか教えて下さい。

宜しくお願い致します。

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■755 / ResNo.1)

　Re[1]: 歯間の虫歯

□投稿者/ 晝間＠ひるま矯正歯科 -(2003/12/28(Sun) 12:07:18)
http://www.hiruma.or.jp

　矯正治療（動的治療）を開始すると、治療手順の関係で最初は歯間が緩くなります。その歯間部に黒いものが見えて来るというのはよくあることですが、それが虫歯か歯石か単なる着色かは、実際に診てみなければ何ともいえません。ただ、感覚的には（大変いい加減な言い方ですが）虫歯ではなく歯石であるように思います。
　次回の診察時にキチンと診てもらうことが大切ですが、まずは、治療が始まる前にそのことを伝えることです。その方法は医院によって異なるかと思いますが、診療日に先だって受付にあらかじめその旨を電話で伝え、次回診てもらうよう確認しておく方法があります。当院ではそのような場合、カルテにポストイット（メモ）が貼られ、まずそれを診るところから始まります。
　あるいは、その日の診療の始まる前に、最初についた（先生であればもちろん）スタッフの人にそのことを伝えることです。ともかく治療が始まる前に心配な点を伝えることが大切で、スタッフ（歯科衛生士）は歯口清掃については専門ですから、毎日ブラッシングや歯石の除去を行なっていますので、それが虫歯か歯石か着色かは彼女らがよく分かります。
　状況は先生に伝えられ、必要に応じて歯石の除去や刷掃が行われますし、万一虫歯であれば、今治すべきかどうか等について話があります。初期虫歯は必ずしも早期治療が絶対というものではなく、時期を見て処置の依頼を出すこともありますので、その場合は、いつ頃どういう時に治したらいいか、（通常は先生が先に説明するものですが）伺って下さい。
　ともかく歯間の黒いものについては凪さんから伝えないかぎり、診療日に矯正医が見ても何でもないと判断したときは、何の説明のないまま動的治療だけ行ないますので、不信感を持ってしまう恐れがあります。実際は何でもないことが不信に繋がっては、これからの永いお付き合いのうえでマイナスになります。コミュニケーションは患者さん側からのアプローチも大切、ともいえるでしょうか。
　
　当院も冬期休暇に入りました。質問コーナーも基本的にはお休みをいただきます。凪さんにはどうかよいお年をお迎え下さい。

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■756 / ResNo.2)

　ありがとうございました

□投稿者/ 凪 -(2003/12/29(Mon) 01:13:22)

年末の押し迫ったお忙しい中、早々のお返事ありがとうございました。

虫歯とは限らないとの事で、少しホッとしたのと同時に、さっそく、
通ってる歯科のお正月休みが明け次第、電話連絡を入れたいと思います。

いつも、ひるま先生のご回答に安心させてもらい、助かっております。
ありがとうございます。

先生も、ぜひ良いお年をお迎え下さいますよう、お祈り致しております。

解決済み!

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