| 2006/06/20(Tue) 11:14:12 編集(投稿者)
幼稚園から通っていたというその歯科医の矯正に関する考え方は、かなり行き当たりばったりの感じがして、理論的にも技術的にも経験的にも、矯正医としてのシッカリした一本の筋が見えてきません。お嬢様の矯正的詳細が分かりませんので、どうするのが正道かということはここではいえませんが、今の状態はとても好ましいとはいえず、上顎をひたすら拡大しているだけに、高校生頃から始めるという次の段階の矯正にも、何がどうなるまで待つのかという方針の一貫性が見えません。 お嬢様の年齢からすれば、これから思春期性の成長がスパートし、下顎が思わぬ発育をするかもしれません。上顎の(無理な)拡大を保持し続けることで、歯牙やその支持組織に医原性の障害を生じる恐れもないとはいえません。矯正治療は、いつ、何を、どのように行なうかは個々のケースで千差万別、一様ではありませんから、他の人と対比することはできませんが、ここはやはり矯正を専門にしている歯科医に診てもらい、今の状態をキチンと把握し、予想されるこれからの問題点とその対処、および何かを判断する時期について、意見を聞くのがお嬢様のためではないかと思います(セカンドオピニオンの必要性)。 そのうえで、今の先生の方針に問題がなく、同意見だとされれば続けてよろしいかと思いますが、明らかに考えが異なった場合は、お母様には決断が必要になって来るでしょう。
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