□投稿者/ アメリ -(2007/08/21(Tue) 18:37:55)
| 2007/08/25(Sat) 00:37:22 編集(投稿者)
こんにちは。 矯正を始めてから数年経つのですがネット上で知り合った他の矯正患者さんから お話を聞くにつれ、矯正歯科学会の認定基準に疑問を感じるようになりました。 というのも専門医の先生の元で矯正治療を受けた患者さん達の被害報告があったからです。 1件程度なら、ご不幸にもたまたま失敗されてしまったのだろう…とも思えるのですが 私が聞き知っただけでも全国津々浦々、別々の矯正歯科で何件も被害報告があるのです。 (3日程の講習を受けただけで、きちんと矯正学を学んでいない 一般歯科医による矯正治療の被害の多さは言うに及ばずですが…) いずれも、噛み合わせがおかしくなってどこで噛んだらいいのか分からない、 下顎を強引に手で押し込められて調整したために気道が狭窄して息苦しくなった、 抜歯をして矯正をしたら歯列が狭窄して舌を噛むようになってしまった、 非抜歯で矯正をしたら歯茎から歯根が飛び出して歯がグラグラするようになった、 矯正治療中、顎が痛くなり顎関節症になってしまったが何を訴えても耳を傾けてくれず 気のせいにされて、最終的に断りも無く装置を外されて勝手に終了してしまった…等々 とてもベテランの矯正専門医が行う行為とは思えない事ばかりで驚いています。 幸い?私はそのような機能的な問題は生じておりませんが、 口元の審美性に問題がでてしまい、いったい何のために長い時間とお金をかけて 一世一代の矯正治療を行ったのか、その理由を見失いかけているのも事実です。 (後々、数年経って何かしらの機能的な問題がおこらないとも限りませんが)
被害に遭われた患者さん達の悲痛な叫びを聞いていると、 可哀想で可哀想でやるせない気持ちになると同時に怒りを覚えます。 どの医療分野でも経験を積み重ねていく中で精査され、悪いものは淘汰され、 だんだん良いものだけが残っていくものだと思うのですが 他の医療行為と比べて、こと歯列矯正治療においては、 こんなに被害報告・失敗例があるのにも関わらず、 それが殆ど活かされてない分野は他にないのではないか?とも思えます。 歯列矯正治療は、かれこれ100年もの歴史があると聞きました。 これが医療行為の歴史として深いのか浅いのか、素人の私には分かりませんが 十分な検査をし十分な話し合い十分なインフォームドコンセントを経て、 (一発勝負の緊急性を要する外科手術と異なり) 長期に渡って徐々に治療が進行して、その過程においても 術者と患者の十分なコンセンサスが行われるはずの歯列矯正治療において いったい何故このような事態がおこるのでしょうか?? 歯列矯正の先生達は成功例は公表するものの (同業者に恥を晒したくないため?)失敗例は闇に葬って報告しないから 失敗が後世に活かされていないのではないでしょうか? もしこれが本当なら、いったい何のために学会というものがあるのでしょうか? 歯の模型と写真を並べて、専門家だけで善し悪しを決めているだけで 患者さん自身の声は全く無視されているのではないでしょうか? 100年経っても未だに時代遅れの抜歯・非抜歯論争を繰り広げ、 同じ過ちを幾度となく繰り返しているだけなのではないでしょうか? 未だに何も知らない一般庶民を使って人体実験を繰り返している段階なのでしょうか? それとも、お金儲けのことしか考えていない、程度の低い歯科医師が暗躍していて ただ単に矯正の技術レベルに大きな隔たりがあるだけなのでしょうか?
少々語気を荒げて思いのたけを書き綴ってしまいましたが、 直接、自分の担当医に言えない気弱な私をお許しください。 患者さんの多くは、長期のお付き合いになる先生とは なるべく良好な関係を保っていたいと思っているもので、 不満があってもなかなか言い出せなかったり、 自分が不快に感じていることを具体的に表現する語彙も持ち合わせていないので、 誤解されて、たちの悪いクレーマーと思われ治療放棄されたり、 ノイローゼだと決め付けられて精神科・心療内科に行く事をすすめられたり、 みすみす関係性を悪くしたくないと常々思っています。 悪く言えば、不満をもっているのにも関わらず、先生のご機嫌をとって 媚を売っているような患者さんも中にはいると思います。
しかし、こうした現状は患者さん達に被害が及ぶだけではなく (噂というのは悪いものの方が、より過大解釈されやすく 100例中ほんの2、3例の失敗患者さんが騒いだだけでも、 聞かされた方は、それが全てだと思い込んでしまうような部分も あると思いますが…) 歯科矯正業界全体のイメージも悪くなる一方で、 本来なら簡単に治せるのにも関わらず治療を諦める患者もでてきたりして、 そういう意味では、まともに矯正治療に取り組んでいる 矯正歯科医院にとっても損害だと思うのです。ネット上に限らず、 ゆくゆくは(耐震偽装マンションや美容整形外科被害のように) マスコミに大々的に取り上げられて、歯列矯正=危険というイメージが定着し、 不正咬合で悩んでいる患者さんが、親や周囲の猛烈な反対により、 ひるま先生のように誠実に真摯に対応されている先生方の 質の良い矯正治療を受けるチャンスさえ奪われてしまいます。
こうした悲惨な現状を打破するために、何か解決策はないものでしょうか。 何も知らない患者達は運に任せてアタリハズレに身を委ねるしかないのでしょうか。 玄人跣に矯正の勉強をして、まともな矯正医を 血眼になって探し求めなければならないのでしょうか。 私は、これ以上被害者の声を聞くに堪えません…。何か解決策があれば、 早急に具体的に何かしらの取り組みがなされなければならないと思います。 全ての患者さん達のためにも、全ての誠実な矯正の先生たちのためにも。
被害に遭われた患者さん達は、人生を放棄してしまうのではないかと思うほど 皆さん苦しんでいます。生き地獄のようだと言っています。 もし、ひるま先生のところに被害者が現れたら、 たとえ、手遅れで技術的に助けてあげられなくとも たとえ、一緒に泣いてあげることしかできなくとも 時間の許す限り、できるだけ話を聞いてあげて下さい。 少しでも気持ちを宥めてあげて下さい。救ってあげてください。 よろしくお願いいたします。
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