| ABC様 ご質問をいただきありがとうございます. 矯正歯科担当の晝間康明です.質問の経緯を詳しく記載していただきよく理解出来ました.早速ですが回答致します.
>正中線を一致させるのは、矯正治療の中で難しい部類に入りますか? 正中線を1mmのズレも許容せずに仕上げるというのは非常に難しい事です.歯のサイズが左右対称で骨格も左右対称で歯の動きも左右対称であれば可能だと思いますが,そのような症例は稀です.当院のインタビューページに出ている症例を見ていただいても多少のズレがある事をおわかりいただけると思います.正中線をあわせるために治療期間が長くなる事でむし歯や歯周病のリスクも上がる場合や歯の形態修正が必要になる場合もあるので私であれば患者さんに限界である事を説明して納得してもらいます.
>ひるま先生ならこういった場合はどのような治療計画を立てられますか? 治療計画は詳細な資料がなければお答え出来ませんが,記載された治療方針は理解出来、妥当なものだと思われます.
矯正治療で最高の結果を出せるのは20歳までと考えていますので30代から矯正治療を始めた場合にはある程度限界がある事を理解する事,また保定期間や保定終了後にも歯は動きますので過剰に高い仕上がりを追い求めても負担ばかり増えてしまうかもしれません.出来る事と出来ない事を理解して妥協する事も必要かと思います.
取り急ぎ回答とさせて頂きますが御不明な点があればお気軽にお尋ね下さい
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