| eriko様 ご質問をいただきありがとうございます.晝間康明@OPひるま歯科です. 早速ですが,回答をさせていただきます.
>インプラントよりも矯正を希望し相談です。 ご子息のように,永久歯の先天欠如によるスペースを矯正歯科治療で閉鎖する症例は多く経験しています. 適応症例としては,乱ぐい歯や上下顎前歯が唇側に傾斜している症例が代表的です.これらの症例では小臼歯を抜歯してそのスペースを利用して治療を行うので,小臼歯の代わりに先天欠如歯のスペースを利用します. 一方で空隙歯列(すきっ歯)の症例では,小臼歯抜歯の適応でない場合が多く,先天欠如歯のスペースを閉鎖できない場合があるのでインプラントの方が良い場合があります.
>@上の左右1番がケガにより歯根破折し、かぶせ物であります。又、上の左2番も神経を抜いています。(かぶせは無し) 歯根破折した歯でも補綴物(かぶせた人工の歯)に装置を装着して矯正歯科治療を行うことが可能です.また,神経を抜いた歯(失活歯)も矯正歯科治療は可能ですが,歯根周囲の歯根膜が健全である必要があるので術前の診査や歯内療法(神経の治療)の再治療が必要となる場合あります.
ご子息の症例は,矯正歯科治療を検討する価値は十分にあると思いますので矯正歯科医に相談されることをお勧めします.一方で,特殊な症例となるので経験豊富な矯正歯科専門医に担当していただくことをお勧めします.
>7年程前、当時高校入学を控えた娘の矯正の件で先生がご助言下さったお陰で、娘はコンプレックスだった口元に、今は自信を持てるようになりました。先生に感謝です。 嬉しいお言葉をいただきありがとうございます.今後も質問コーナーを続ける励みになります.
取り急ぎ回答とさせて頂きますが御不明な点があればお気軽にお尋ね下さい
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