| めぐみさんの口の中の状態は大体わかりました。年齢から考えて、掛かりつけの先生と同意見で親知らずの処置は正しかったと思いますし、恐らくどこの矯正医に掛かっても、まずはじめに親知らずを抜歯することになっただろうと思います。 そのうえで、めぐみさんの歯列不正の原因はそれだけでなく、親知らずは一因に過ぎないものと推測します。それが何であるかは精査してみなければ分かりませんが、少なくとも今の状態はすでに矯正が必要な状態と考えられます。今18歳で<やはり治療は早い方がいいのでしょうか?>という質問は珍しいのですが、一般的には、これ以上何かを待つ理由はありません。具体的な治療そのものはともかくとして、矯正専門医に診てもらうのは早いに越したことはありません。 <以前友人が取り外しのできる矯正器具を使っていた>ということですが、それは動的治療後に使う保定装置(リテーナー)ではないでしょうか。いま全国には29の歯科大学および歯学部と、約1,100軒の矯正歯科専門医院がありますが、まずそのほとんどすべてが固定式(つまり取り外しのできない)装置を用いており、またそうでなければまともな治療ができないはずです。もちろん、ケースによって可撤式(取り外しのできるタイプ)の装置を一時的に使うことはありますが、それは補助的なものでいずれ本格的(固定式)装置が装着されるものです。 費用については、ケースによって異なるため一様に提示できないのですが、大筋はいま更新中のホームページに掲載することになっています。まだweb上にupされていないためここではお見せできないのですが、メールしていただければその表をお送りしますので、よろしければご連絡下さい。 いわゆる矯正装置は取り外しができませんので、審美ブラケットといえども近づけばわかります。かといって、治療の仕上がりの精度を高くするためには舌側(裏側)装置は使えません。矯正治療は、その言葉どおり不正咬合という疾患を治す医療行為であって、化粧の延長にある美容の類いとは明確に一線を画すものです。装置については当院HPの[特徴]をご覧下さい。 http://www.hiruma.or.jp/tokuchou.htm めぐみさんも、矯正治療に当たっては後悔しないための選択と心構えで臨んでください。まずは、偵察がてら一度当院までお出かけください。相談は無料です。
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