| まず、説明にオーバージェットという専門用語を使いますので、下記のサイトのコンテンツ「歯科知識」から、その4)を見て用語の意味を理解しておいてください(参考のためにその他の所もご覧ください)。 http://plus.e-kyousei.tv/
説明を理解するために、歯(歯列、咬み合わせ)と顎を分けて考えてください。受け口を大きくするというのは、上顎の歯を後ろに、下顎の歯を前に動かすわけですが、その際、土台になっている顎は動きません。変化するのは顎に乗った歯の部分(歯列:放物線状の歯の並び)だけです。 たとえば、上下歯列の前後的な差(オーバージェット)が、術前矯正によって±Omm(切端咬合)からー7mmになれば、正常なオーバージェット値+2,3mmにするためには、下顎を約10mm後退させることができますが、オーバージェットが±Omm(切端咬合)のままだと、下顎は2,3mmしか後退させることができないことになります。 術前矯正で<余分に前に出した分>というのは、歯の部分であって、歯をその状態のままにして、余分に前に出した分を含めて、顎を後退させることでオーバージェットを改善するので、顎の後退量が大きくなって、その分審美的にも良好な結果を得ることができるのです。 以上の説明でお分かりいただけるでしょうか。そのうえで、下記URLの手術のアニメーションを見ながら、オーバージェットの量を頭の中で色々変えて、考えてみてください。 http://www.hiruma.or.jp/html/gaku_02.htm
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