| 上の左右大臼歯のバンドが、片方は奥から2番目(おそらく6番)で反対側は一番奥(おそらく7番)であることを心配されているようですが、最初の回答にも書いたように、通常は生えている歯すべてに装置を装着するのが基本ですから、それぞれ反対側の6番、7番にもバンドがついているのが正しいのは確かです。 そこにバンドがついていないのは、まだ始めたばかりで付けていないのか(まだつける必要がないのか)、付けられない何らかの理由があるのか、それは分かりません。担当の先生に聞けば答えてくれはずですが、答えてくれないということなのでしょうか。 クリフさんが通っているのは矯正歯科専門医院でしょうか。専門医院だとすれば、それには何らかの理由があるはずですし、ワイヤの賦形(ふけい:意図をもってワイヤに形を付けること)もバンドの非対称を承知のうえで行なっているはずですので、それだけで顎がズレるというのは考えにくいところです。<リングを左右非対称につけて治療を終了した方はいますか?>というお尋ねですが、特殊な条件をもったケースではあったかもしれませんが、ハッキリした記憶にはありません。 バンドの装着が非対称のために歯列(放物線状の歯のならび、アーチ)が曲がる、というのは経験的に覚えがありませんが、その他の理由で結果的に歯列が曲がった、あるいはそうなってしまったという苦い経験はあります。歯列が歪むのは色々な原因があって、はじめから左右の大臼歯関係が非対称であったり、抜歯部位が左右で異なるケース、顎の偏位、偏咀嚼等々ですが、クリフさんに思い当たる点はありませんか。 なお、クリフさんは今の担当医とその治療方針に不安をお持ちのようですので、信頼のおける別の矯正医によるセカンドオピニオンを受けられてはいかですか。少なくとも上顎バンドの非対称性の意味を聞くことはできるかと思います。
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