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■3550 / 親投稿)  上小臼歯低位
  
□投稿者/ さらさ -(2008/09/29(Mon) 20:47:17)
    メールセミナーありがとうございます。大変感慨深く読ませていただきました。
    私は右上小臼歯低位のために矯正を始めました。
    低位であることに気づいてはいましたが特に生活上支障がなかったので、
    十年以上低位の状態にあったと思います。
    しかし親知らずが生えることで歯並びが乱れてきたので歯科受診したところ
    低位にある歯は矯正によって引っ張り出せるということで治療を始めました。
    右上の親知らずを抜き、低位の歯が出てくるだけのスペースをあけるような
    矯正をして(他の歯も矯正しながら)一年九ヶ月たち、
    いよいよ低位の歯を引っ張り出しているところですが
    三ヶ月たっても低位にある歯が出てこないので、
    主治医の先生に治療方針を変更したいと言われてしまいました。
    精密検査の結果や変更後の治療方針はまだ聞いていませんが
    十年も低位にあった歯がたった三ヶ月で移動するものなのでしょうか?
    その場で考えられる治療方針をいくつか聞きましたが
    一番納得できないのが低位にある歯を抜いて開いたスペースを閉じるというものでした。
    右上小臼歯先欠なのに抜きたくなかった右の親知らずを抜いてしまって、
    さらに歯を抜くのは耐えられません。
    他にはインプラントを使って低位にある歯だけを引っ張り出す、
    などなどまだ手段はあるようですが…。
    改めて治療方針を聞いてみないと今は何も決められませんが
    治療方針によってはセカンドオピニオンも考えたほうがいいのでしょうか?
    ご意見をお聞かせください。よろしくお願いいたします。

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■3551 / ResNo.1)  Re[1]: 上小臼歯低位
□投稿者/ 晝間@ひるま矯正歯科 -(2008/09/30(Tue) 15:45:57)
http://www.hiruma.or.jp/
     まず、小臼歯は2本づつあって手前(近心)から第一小臼歯(4番)、第二小臼歯(5番)と呼ばれています(たとえば下記のサイトなどを参考にして下さい)。文面からは<右上小臼歯低位>という歯が4番なのか5番なのか明確ではありません。
    http://plus.e-kyousei.tv/html/shiru.htm
     また、<右上小臼歯低位のために矯正>という文言と、<右上小臼歯先欠なのに>という文言もあって口腔内の状況がよく掴めません。上顎の小臼歯が低位というのはあまり見ませんが、骨性癒着(アンキローシス)があったのか、先駆乳歯の早期喪失による第一大臼歯(6番)の近心転位で小臼歯が半埋伏状態になったのか、回答書きにはレントゲン写真や実際の口腔内を見たいところです。
     <十年も低位にあった歯がたった三ヶ月で移動するか?>という疑問ですが、骨性癒着などの異常がなく、健康な歯周組織(歯槽骨、歯肉、歯根膜、歯根)を持った歯に正しい歯牙移動様式を用いれば、用意されたスペースに歯は容易に移動するものです。想像からすれば骨性癒着の可能性が高いと考えますが、仮に骨性癒着した歯だとすると、スポット的に癒着しているだけでも歯は動きません。骨性癒着歯に対する矯正には抜歯、再植を含めていくつかの方法が考えられますが、まずは骨性癒着かどうかの鑑別診断が必要です。
     投稿から拝する限り、さらささんの担当医は矯正専門医らしからざる対応が見受けられるのですが、いずれにしても、次の手段(たとえば抜歯など)に踏み切ってしまう前にセカンドオピニオンを受けられるのは賢明かと思います。なお、その歯が骨性癒着歯かどうかを判断するのはどの科でもむずかしく、対処の仕方も先生によって色々な考え方が出てくる可能性がありますので、さらささんは悩まれるかと思いますが、場合によればサードオピニオンも必要かと思います。
     右上の低位小臼歯が骨性癒着かどうかここでは分かりませんが、ネットで骨性癒着歯あるいはアンキローシスなどをキーワードにして検索し、知識を得て下さい。なお、回答者仲間の先生が質問に答えたものがありますので、参考までに一つ引用しておきます(下記)。
    http://www.e-kyousei.com/cgi-bin/document/bbs/bunkyo-ku/cf.cgi?mode=all&namber=1359&rev=0
引用返信 削除キー/
■3552 / ResNo.2)  Re[2]: 上小臼歯低位
□投稿者/ さらさ -(2008/09/30(Tue) 23:52:57)
    お返事ありがとうございます。
    低位の歯は記憶が定かではありませんが4番だと思います。検査したときに5番がないことがわかりました。
    矯正のために左上の小臼歯も抜歯しました。
    低位の歯は「小臼歯が半埋伏状態」ではないかと思います。
    十代の頃に気づいたら低位の状態でした(現在三十代)。
    私の主治医の先生が歯を引っ張り出せると思ったのは、歯根膜という部分がレントゲンではっきり見えているからと説明を聞いたのを思い出しました。
    歯根膜が見えているからといって癒着していないとは限らないということですね?
    それから私の顎間ゴムの使用方法にも問題があったのではないかと後悔しているのですが
    一日中着けていなければいけないところを、仕事中の会話の機会にはずしてしまっていたのです。相手に嫌がられるので。
    また、仕事が忙しく栄養状態が良くなかったことは骨性癒着でない場合の歯の移動に関係ありますか?
    月末に受診の予定です。
    それまで何の努力もしないのは悔しいのでアンキローシスの知識を深めること、
    セカンドオピニオンを受ける歯科医院を探すことの他にできることがあれば教えて下さい。

引用返信 削除キー/
■3553 / ResNo.3)  Re[3]: 上小臼歯低位
□投稿者/ 晝間@ひるま矯正歯科 -(2008/10/01(Wed) 18:27:18)
http://www.hiruma.or.jp/
     <歯根膜が見えているからといって癒着していないとは限らない>
     その通りです。CTであればともかく、通常のレントゲンはフィルムを舌と歯の間に入れ口の外から照射しますので、像は頬舌方向にしか写りません。したがって、基本的には歯根の近遠心部の歯根膜像しか見えませんので、頬側か舌側にスポット的にアンキローシスが起きていたら、レントゲン的には分かりません。(アンキローシスの診断はレントゲンだけではなく、打診音や動揺の有無など総合的に診て判断します。)
     <顎間ゴムの使用方法にも問題があった>
     さらささんの矯正上の詳細が分かりませんので何とも言えませんが、通常使う顎間ゴムの目的は別のところにありますので、その使用時間の多寡が低位歯の移動(挺出)に関係するとは考えにくいところです。
     <仕事が忙しく栄養状態が良くなかった>
     どの程度の期間、どの程度栄養状態が悪かったのか分かりませんが、歯の移動は歯牙周囲組織における生物力学的な組織変化によるもので、忙しく働けるぐらいの栄養状態がその歯牙周囲組織に悪影響を与えるとは思えません。ちなみに、明らかに過栄養と思われる人の歯がドンドン動くということも経験していません。
     <それまで何の努力もしないのは悔しい>
     特にアドバイスすることは何もありませんが、一言アンキローシスについていえば、動かそうとすると厄介な代物ですが、移動する必要のない一般歯科治療においてアンキローシスは大きな問題ではなく、異常が起こらないかぎり放置するだけです。したがって、より適切なコメントなりアドバイスを得ようとしたら、歯科大学病院の然るべき科で精査してもらうことでしょうか。
     以上ですが、埋伏歯を牽引(移動)した一連の経過写真が手元にありましたので、個人的なHPにアップしてみました。参考にして下さい。
    http://homepage.mac.com/hiruma_tokio/homepage-2/PhotoAlbum31.html
引用返信 削除キー/
■3554 / ResNo.4)  Re[4]: 上小臼歯低位
□投稿者/ さらさ -(2008/10/01(Wed) 21:30:21)
    コメントありがとうございます。
    主治医の先生の診断と治療方針を聞いてみて、納得いかなければセカンドオピニオンを受けたいと思います。
    ひるま先生とのやりとりで自分のおかれている状況がだいぶ客観的に見られるようになりました。
    冷静に診断と治療方針を聞くことができるかと思います。
    主治医の先生ともこんなやりとりができれば、もっと安心して治療が受けられるような気がします。

    この度は突然の相談にもかかわらず詳しく説明を頂き、大変助かりました。
    ありがとうございました。

引用返信 削除キー/
■3555 / ResNo.5)  Re[5]: 上小臼歯低位
□投稿者/ さらさ -(2008/10/01(Wed) 21:38:30)
    解決済みをチェックするのを忘れました。
    ありがとうございました。
解決済み!
引用返信 削除キー/
■3865 / ResNo.6)  Re[6]: 上小臼歯低位
□投稿者/ さらさ -(2011/06/18(Sat) 22:18:12)
    2008年に質問させていただいたさらさです。
    パソコンが壊れてしまったために以前のパスワードがわからなくなっていしまい、再度登録させていただきました。

    その後の報告です。
    主治医の先生と相談を重ね、セカンドオピニオンを受けることなく治療を進めております。
    上小臼歯低位にあった歯はスポット的な骨性癒着であるということがわかりました。
    様々な選択肢がありましたが、その骨性癒着を抜歯はせずに剥がし(ぐらぐらさせてという感じ)、あるべき位置に持っていくという
    私にとって満足のいく結果となりました。
    抜歯していないので歯の色は他の歯と変わらず、まるで元からそこにあったかのようです…。

    主治医の先生が様々な選択肢を考えて下さったこと、根気強く様々な方法を試してくださったこと、大変感謝しております。
    そして主治医の先生と自分の希望を率直に伝えながら、根気強く話し合いを重ねていくという経験は他の治療にも活かせる気がします。

    このような機会を下さったひるま先生に大変感謝しております。
    本当にありがとうございました。


解決済み!
引用返信 削除キー/
■3866 / ResNo.7)  Re[7]: 上小臼歯低位
□投稿者/ 晝間康明@ひるま矯正歯科 -(2011/06/20(Mon) 09:10:24)
http://www.hiruma.or.jp/
    御報告頂きありがとうございました.
    現院長の晝間康明@ひるま矯正歯科です.
    当時の回答は私の父である前院長が対応させていただきましたが,父は現在,臨床の場を退き衛生士学校で教育を行なっております.
    父の回答がお役に立てた事,さらささんが矯正歯科担当医との関係を悪化せずに満足な治療を受ける事ができた事を大変嬉しく父の事を誇りに思います.
    私も父のように矯正歯科治療に悩まれる多くの方のお役に立てるように回答を続けます.
    これからは綺麗になった歯並びを維持するために丁寧な歯ブラシと歯科医院での定期的なメインテナンスを行なって下さい.
    立川の診療室よりさらささんの健康を祈念しております.
    取り急ぎお礼まで
引用返信 削除キー/



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