| おはようございます.晝間康明@ひるま矯正歯科です. 御質問頂き,ありがとうございます. 早速ですが回答します.
SMAPを使用したとしても,頬のこけ方,鼻の高さはほとんど変化しないでしょう. SMAPを使用するしないにかかわらず矯正歯科治療で変化するのは鼻の下から顎の先(オトガイ)まで(下顔面部)の軟組織であり,側貌における口唇の突出感や口唇閉鎖時の口腔周囲軟組織の緊張感の改善になります.
また,SMAPを利用して開咬を改善する方法は大臼歯を圧下して臼歯部の咬合高径を減少させる事で下顎骨を回転させる方法と思われます.下顎骨が回転(口を閉じる方向への回転)をする事で下顔面高は短くなりますが骨格において2〜5ミリ程度の変化でしょう.なお,骨格が2〜5ミリ変化したからと言って軟組織のオトガイ部も同じように変化するかどうかはわかりません.これは,軟組織の厚みや長さなどにより変化は様々だからです.また,下顎骨を回転する事でオトガイ部は前方に移動しますが,この移動量も骨格によって異なり,軟組織の変化も同様に様々です.
したがって,SMAPを利用する事で開咬を改善しやすく,下顔面高は短くなると予想しますが具体的な量を説明する事は難しいと思います.
以上,参考になれば幸いです.
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