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■886 / 親投稿)

　下顎　上下顎？

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□投稿者/ さとみ -(2004/06/20(Sun) 16:01:27)

初めまして　9月に外科手術を控えているものです
私は受け口の改善のために　下顎の手術（下の小臼歯を抜いて　一時　歯を前に出し　受け口感を強くし　広がった隙間を切って後退させる手術です）を予定しています　不安なのは　担当してくれている矯正の先生が　最近「下のみより上下のほうが…」と言葉をにごらせてから「でも　下のほうが負担が少ないしね」といわれたことです　その負担というのはお金の面か　体の負担か分かりませんが　せっかく思い切って手術をするのに　後悔はしたくありません　私はもともとオペあり　なしのボーダーラインの反対交合なので下のみでは　あまり容貌の変化は期待できないのでしょうか　教えてください

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■889 / ResNo.1)

　Re[1]: 下顎　上下顎？

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□投稿者/ 晝間＠ひるま矯正歯科 -(2004/06/20(Sun) 19:19:01)
http://www.hiruma.or.jp

　下顎のみか上下切りかで悩んだら、まずほとんどは上下切りの方を勧めています。負担は金銭的な面ではなく身体上の意味だと思いますが、それほどの違いがあるとは思っていません。手術時間が長くなることは術後の治癒に影響が出るでしょうが、結局は外科医の技量に掛かっており、それは下顎のみの場合でも同じです。
　上下切りを勧めるのは、審美的により望ましい形態が得られるからに尽きます。下記のページの下段にある顎変形症（下顎前突）の男性患者は上下切りですが、下顎だけでは審美的にかなり不満足な結果が想像できます。
http://www.hiruma.or.jp/tiryou.htm
　さとみさんの詳細は分かりませんが、上下切りを勧められ、それでも良いとお考えであれば決断されてもいいと思います。
　外科矯正患者さんのコミュニティサイト「Comment ca va？/ 矯正・外科手術日記」はご存知ですか。ここのBBSで情報を集めてみてはいかがでしょうか。
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Apricot/5273/

　なお＜下の小臼歯を抜いて＞は＜上の小臼歯を抜いて＞の間違いではないですか。

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■898 / ResNo.2)

　不満足な結果？

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□投稿者/ さとみ -(2004/06/22(Tue) 19:00:51)

お答えありがとうございました
下顎だけだと審美的に…というのが非常に不安です　差し支えなければ　具体的に教えていただけないでしょうか？　また　上下の男性患者さんのように　下顎のみの患者さんの術後も見たいのですが
　なお＜下の小臼歯を抜いて＞は＜上の小臼歯を抜いて＞の間違いではないですか。
→下のほうです　それで　前歯6本を前方に出し　受け口をひどくしている状態です

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■900 / ResNo.3)

　Re[3]: 手術方法

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□投稿者/ 晝間＠ひるま矯正歯科 -(2004/06/23(Wed) 10:46:06)
http://www.hiruma.or.jp

　下顎前突の外科矯正で下の小臼歯のみを抜歯するというのは、ケーレ法（？）でやるということでしょうか。そうだとすると、ある意味で珍しい手術ですので、それが適応である条件をさとみさんが持っていることだと思います。
　顎変形症の外科手術を手掛ける先生の多くはSSRO法だと思いますが、当院でも今までの100前後の症例すべてがSSRO法（上下の場合は上顎がLeFort法）で行なっており、ケーレの症例をまったく持っておりません。SSROにつきましては（かってに引用させていただきますが）下記のHPを参照してください。
http://www.dent.niigata-u.ac.jp/ortho/hp/ortho.hpinfo.html
より、
http://www.dent.niigata-u.ac.jp/ortho/hp/surgical/surgical2.html
　手術法にケーレ法（？）を選択したかぎり、上顎切りはない様に思うのですが、どうなのでしょうか。上顎も切った場合にどうやって咬合を作るのか、この方法に詳しくないため想定できません。このご質問に対しては当方に回答の資質がありませんので、担当の矯正医および手術担当医に直接お尋ねになってください。

引用返信 削除キー/

■910 / ResNo.4)

　Re[4]: 手術方法

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□投稿者/ さとみ -(2004/06/26(Sat) 06:41:43)

度々すみません　手術法はケーレ法ではないようです。手術中に抜歯するのではなく　矯正の段階で歯を抜き　下の歯を前方に出すことで　骨きりの隙間を広げています　自分の方法は変わっているものかと思うと不安です　

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■911 / ResNo.5)

　Re[5]: 手術方法

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□投稿者/ 晝間＠ひるま矯正歯科 -(2004/06/26(Sat) 12:24:37)
http://www.hiruma.or.jp

　回答には誠意をもって当たっているつもりですが、不安をもたらす結果になったことは申し訳ありません。
　外科矯正の手術法について分かりやすく解説しているサイトがありましたので、勝手ながら引用させて頂きます。
http://www.azabu-dental.co.jp/ittou/ittou01-09-10.html
この解答にある手術法が、外科矯正においてはすべてと考えて頂いていいと思います。少し解説しますと、
１）Obwegeser‐Dal Pont法
これがSSRO（下顎枝矢状分割術）と呼ばれるもので、もっとも広く行われている手術法です。
２）Kostecka法
旧い術式で、欠点を改善するためにSSRO法が開発されました。最近ではこの治験例を聞きません。
３）Kole法
正式にはドイツ語なので、0の上にウムラウト（点が2つ）がついてケーレと発音します。下顎の小臼歯を抜いて、その部分の骨切りをします。大臼歯の咬合関係は手をつけない手術法であるため、もともと上下切りの対象とはなりません。また、歯槽骨だけを下げますので、オトガイのない下顎前突者に適用されますが、審美性については、術前のコンサルテーションで十分な了解が必要です。
４）Dingman法
ケーレと同様、下顎の小臼歯を抜いてその部分の骨切りをしますが、歯槽骨だけでなく下顎骨体部まで切除する方法です。当然、臼歯部（奥歯）の咬合は変えない（変えられない）方法ですので、上下切りの対象とはならないはずです。
５）Wassmund‐Wunderer法
これは、Kole法の上顎前突の外科矯正版です。ただし、上顎の手術はLeFort法がもっとも一般的です。
その他、オトガイ形成術としてgenioplasty（ゲニオ）という方法があります。

　（下顎小臼歯の抜歯から）さとみさんの手術法はSSROでなくDingman法／下顎骨体部骨切り術かと思われます。その手術法の選択は、はじめから上顎の骨切りは想定されていないはずですので、さとみさんの審美性は下顎のみの手術で十分改善されるということです。
　矯正の先生が最近「下のみより上下のほうが…」といった言葉は、不用意な発言だったのではないでしょうか。

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■981 / ResNo.6)

　便乗して

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□投稿者/ みちか -(2004/08/27(Fri) 21:48:32)

私も　さとみさんと同じ４）Dingman法なので　びっくりして思わず書き込みさせて頂きました　まさに　（下顎の小臼歯を抜いてその部分の骨切りをしますが、歯槽骨だけでなく下顎骨体部まで切除する方法）で　担当の先生にも　あんまりいないかもねといわれていたのでちょっとホットしました　やっぱり一般的なものでないのは　不安です　枝矢～の法は　よく丸顔になって頬もふっくらするとお聞きしますが　私の方法の場合はどうなんでしょうか　変化は余り無いのかな？　しゃくれた感じは枝矢～に比べて改善しにくいのかななど不安な日々です　色々教えていただけたら幸いです　後　改善がみられない場合　オトガイ形成はプレート除去の時出来るでしょうか

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■982 / ResNo.7)

　Re[7]: Dingman法

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□投稿者/ 晝間＠ひるま矯正歯科 -(2004/08/28(Sat) 18:22:17)
http://www.hiruma.or.jp

　さとみさんへの回答に書きましたが、当院での症例はすべてSSRO法で行なっており、ケーレ法と同じくDingman法の症例も一例もないため、みちかの＜色々教えていただけたら＞という依頼にお応えすることが出来ません。
　Dingman法に対する疑問を尋ねるとしたら、
１）歯科大学矯正科に聞く
新潟大学歯学部矯正科のHP（下記URL）のコンテンツ「矯正歯科治療QandA」を開くと、最下段に＜質問はこちら＞というのがあります。
http://www.dent.niigata-u.ac.jp/ortho/hp/ortho.hpinfo.html
２）Dingman法でやった患者さんから聞く
外科矯正患者さんのコミュニティサイト「Comment ca va？/ 矯正・外科手術日記」のBBSに「Dingman法でやった人、教えてください」と投稿する。
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Apricot/5273/
３）担当の矯正医に聞く
何よりもこれが一番で、Dingman法が適応と考えたのは先生であり、みちかさん以外の手術例も持っている上で判断したはずだからです。もっともポピュラーなSSRO法でなくDingman法を採用した理由は、先生の持っているみちかさんの資料をもとに説明してくれるはずです。

　Dingman法についてはこの程度のコメントしかできません。なお、オトガイ形成はプレート除去の時にできますが、（Dingman法など）顎離断手術と同時でないと健康保険が適用されない恐れもありますので、事前に確認しておくことをお勧めします。この点についても、上記２つのサイトでより確かな情報が得られるかと思います。
　以上、あまりお役に立てずに申し訳ありません。

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■996 / ResNo.8)

　Re[8]: Dingman法

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□投稿者/ 春子 -(2004/09/02(Thu) 22:45:45)

私も外科手術を前程に矯正をしています　SSRO法ではなく、Dingman法です。ひとつどうしても心配なことがあって　恥ずかしい話ですが　仕上がり具合について知りたいのです　具体的に言うと普通の方法の方は丸顔になって　口元の長さが短くなっているように思えるのですが　私の場合　それが期待できるのかが不安なのです　丸顔のかわいらしい顔は魅力的です　かといって矯正もかなり進行したので先生にはなかなか聞きにくくて…
もし　私の術式で後悔するような結果になった場合再手術は出来るのでしょうか

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■999 / ResNo.9)

　Re[9]: Dingman法

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□投稿者/ 晝間＠ひるま矯正歯科 -(2004/09/03(Fri) 12:12:30)
http://www.hiruma.or.jp

　これまで書いてきましたように、当院にはDingman法の症例が一例もないため、春子さんのご質問に責任をもってお答えすることが出来ません。矯正上からみたDingman法の大きな特長は、大臼歯部の咬合を変えないという点にあるだけで、切除量は大きいので下顎の後退量は大きく、側貌の変化は十分期待していいと思います。再手術の可能性を考える必要はないでしょう。
　先のみちかさんにサジェッションしたとおりですが、
１）歯科大学矯正科に聞く
２）Dingman法でやった患者さんから聞く
３）担当の矯正医に聞く
　＜先生にはなかなか聞きにくくて＞ということですが、一生に一度の大事なことです。ここは躊躇せず先生に尋ねてください、きっと安心する話が聞けるはずです。

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