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矯正歯科専門医院からのお便り 2013年11月 vol.36

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 矯正歯科専門医院からのお便り

 

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こんにちは。
ひるま矯正歯科『ひるまだより』編集部です。

朝夕冷え込む季節になりました。皆さまいかがお過ごしでしょうか。
『ひるまだより』54号では、布田花子先生による「まつもとだより~学会報告」
を掲載しました。ひるま矯正歯科での矯正治療前と治療後では、治療後の方が
お口の中の健康状態がよいとデータから明らかになったという学会報告について
紹介しています。ひるま矯正歯科での矯正治療は、歯並びを治すだけでなく、
お口の中を健康にする治療です。
ぜひホームページからダウンロードしてご覧ください。

早いもので、今年も1ヵ月を残すのみとなりました。美しいイルミネーション輝く
街に繰り出し、残りわずかな2013年を楽しみましょう!そして来年も元気に過ご
せますように。皆さまの健康をお祈りいたします。

『ひるまだより』54号のダイジェスト版をお届けしますのでご覧ください。

★『ひるまだより』はこちらからダウンロードできます。
https://www.hiruma.or.jp/html/newsletter_top.htm

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■ もくじ

□ 特集 患者さんインタビュー22
「いい医院でよかった!娘の笑顔に母も感謝!!」

□ まつもとだより~学会報告~
歯科医師 布田花子

□ ヒルマヤスアキのホッとひと息
「マザーハウス 山口絵里子さん」
院長 晝間康明

□ ひるま矯正歯科からのお知らせ

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■特集 患者さんインタビュー22
「いい医院でよかった!娘の笑顔に母も感謝!」
◎Yさんへのインタビューの内容をダイジェスト版でお届けします。全文は
ホームページでご覧ください。
https://www.hiruma.or.jp/html/interview/interview22.htm
●=Yさん ●●=Yさんのお母さま

◆Yさんは中学生で矯正治療を始められました。歯並びが気になったのは
いつごろからですか?
●小学校高学年くらいで永久歯に生え変わる時、上の2番の永久歯が後ろに
下がって生えている状態になってしまいました。ちょっと気になって自然に
笑えなくなり、中1くらいの時から、歯並びが良くなればいいな、何も気に
せず笑えるようになりたいなという気持ちになりました。母に相談すると、
矯正治療を受けた方がいいとのことで、いくつかの医院に足を運んで歯の状
態をみてもらうことにしました。

◆お母さまが、矯正治療を勧められたのはなぜですか?
●●実は私自身が矯正治療の経験があったのです。歯列は遺伝することがあ
ると聞いていたので、娘の歯並びは案の定という感じでした。いろいろなと
ころに影響の出ないうちに矯正治療を受けさせたいと思い、矯正歯科を探し
始めました。

◆お母さまは、ひるま矯正歯科のどのような点が気に入りましたか?
●●娘の意見も聞いたうえで、最終的にひるま矯正歯科に決めたいちばんの
理由は、装着するワイヤーが既成のものではなく、患者さんの歯に合わせて
ワイヤーをオーダーメイドしてくれるという点です。また、土日の診療があ
るのも気に入ったポイントでした。

◆治療は大変でしたか。
●治療に通う「お楽しみ」があったのですが、それは、ワイヤーをブラケッ
トに固定するカラーゴム。通院のたびに好きなカラーゴムをつけてもらえた
のです。学校の友達にも「かわいい!」と評判でした。

◆お母さまは、ひるま矯正歯科を選んでよかったと思いますか?
●●毎回、お迎えにいっていたのですが、治療の進捗状況をその都度報告し
てくれるので安心でしたし、質問すると、すぐに個室で相談に応じてくれる
のもありがたかったです。今でもよく覚えているのは、治療を始める前に、
娘の手首の骨をレントゲンで撮っていただいたこと。これで、身長ののびし
ろがあとどれくらいか大体わかり、治療を始めるのによいタイミングが予測
できると聞いた時には驚きました。おかげさまで2年という短い治療期間で
きれいな歯並びにしていただきました。

また、娘が気に入っていたカラーゴムは、他の医院では有料のところが多い
ようなのですが、ひるま矯正歯科では無料なんです。娘もカラーゴムをつけ
るのを楽しみに通院するようになり、とても感謝しています。

最近の娘の写真をみると歯を全部出して笑っているんです。「いい医院に
めぐりあえて本当によかった」と心から思っています。

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【解説 — 院長・晝間康明】
※ホームページでは写真つきでわかりやすく解説しています。
ぜひご覧ください。
https://www.hiruma.or.jp/html/interview/interview22.htm

●初診時の診断「中立咬合 両突歯列 叢生歯列」

今回は、上下の前歯が突出(唇側に傾斜)し乱杭歯(叢生)している成長期
にあるYさん(中学生で治療開始)の症例を解説します。成長期にある事で
非抜歯による矯正治療も検討しましたが、抜歯による矯正治療を行い良好な
結果を得る事が出来ました。また、インタビューは本人だけでなくお母様に
も協力して頂いた事で、お子様の治療をどのように見守られていたかを知る
事が出来ました。

■現症

【主訴】
上顎前歯(側切歯)の乱杭歯(叢生)による口蓋側転位、部分的反対咬合を
気にされて当院を受診しました。

【顔貌所見】
正貌における明らかな非対称性、口唇閉鎖時の口唇周囲軟組織の顕著な緊張
感や突出感は認められませんでした。

【口腔内所見】
上下歯列の前後的なズレは顕著ではないものの、下顎骨が僅かに前方に位置
する傾向を認めました。上下顎骨に対して歯が大きく叢生を呈していて、
上顎左右側切歯(上2番)は口蓋側に転位していました。下顎歯列の最後方歯
である第2大臼歯(左右下7番)は遠心部が萌出できず歯肉に覆われ不完全
萌出になっていました。歯の磨き残しが多く、口蓋側転位している左右上2番
や不完全萌出の左右下7番で磨き残しが顕著でした。

【X線写真所見】
X線写真により、上下顎骨の前後的なバランスは良好な事、明らかなむし歯は
認められませんでした。手根骨のX線写真により骨の癒合が終了していないた
め成長のピークは越えているもののまだ成長が残っている事がわかりました。
詳細な成長の段階については、ホームページでご確認下さい。
https://www.hiruma.or.jp/html/interview/interview22.htm

【唾液検査・歯周組織検査】
唾液検査では、むし歯の原因菌であるミュータンス菌やラクトバチラス菌は
ほとんど検出されず唾液の分泌量も比較的多いのでむし歯のリスクは低く虫歯
の予防は充分に可能であると思われました。

歯周組織検査において局所的に歯肉からの出血がある事がわかりました。特に
側切歯(右上2番)の反対咬合部分や下顎第2大臼歯(左右下7番)の埋伏部分
にプラークが蓄積している事がわかりました。

【特記事項】
お母様は、抜歯による他院での矯正治療経験者で現在も歯列や咬合は安定して
おり抜歯による矯正治療に対して理解がありました。

■治療方針
診断は 中立咬合・両突歯列(上下顎前突)叢生歯列としました。
上下顎の叢生の原因は、顎骨に対して歯が大きすぎる事で歯が並びきらない事
でした。そこで上下顎左右小臼歯を抜歯する事ですき間をつくり叢生の改善と
前歯の後退を行う治療が理想です。しかし、叢生が軽度であり非抜歯による治
療の可能性も0%ではない事、お母様の心情としてお子様の歯は抜きたくない
事を想定して、抜歯による矯正と非抜歯による矯正治療の術後予測模型を作成
して以下に挙げる非抜歯のデメリットを説明しました。

<非抜歯によるデメリット>
●たとえ矯正装置により歯列を拡大して歯を並べても顎骨が大きくなる訳では
ないので矯正治療後に前歯の叢生が後戻りしやすい

●前歯が唇側に傾斜する事で口唇の突出感が強くなったり、口唇閉鎖時に緊張
感(オトガイ部に梅干しのようなシワ)が残る可能性がある

●最後方歯である第2大臼歯が歯肉に埋まってしまう可能性がある

当院としては抜歯によりスペースを確保して叢生の改善、前歯は唇側傾斜させ
ず口唇の突出感や緊張感を残さない前歯の位置決め、大臼歯を近心に移動して
第2大臼歯の埋伏を防止する方針をお勧めした所、了承されましたので上下顎
左右第1小臼歯の抜歯による矯正治療を行う事になりました。動的治療期間は
約30ヵ月を予想しました。

矯正治療開始前に、むし歯と歯周病の予防方法やメインテナンスの重要性を説
明し、徹底したPMTC(歯科衛生士による歯面クリーニング)、スケーリングに
よる歯石除去、フッ素の使用法やブラッシング方法の指導などを中心とした家
庭での口腔衛生管理方法の改善のための初期治療を行い、むし歯と歯周病のリ
スクが減少した事を確認してから矯正治療を開始することとしました。

矯正治療中もリスクが再度上昇する可能性が高いので毎回のワイヤー調整時に
上下のワイヤーを外して全顎的に歯肉縁上縁下のバイオフィルムを除去するた
めのメインテナンスを行う事としました。

■動的治療開始時
初期治療後に再評価を行い、歯の磨き残しが減少し、家庭でのフッ素使用も可
能となったので、上下顎左右第1小臼歯(上下左右4番)の抜歯を行ってから
上下顎に矯正装置を装着して治療を開始しました。

治療開始時のみワイヤーの結紮をカラーゴムで直接行い、その後のワイヤー調
整ではワイヤーで結紮してからカラーゴムの装着を行いました。

■治療結果

【動的治療期間】
実際にかかった動的治療期間は約24ヵ月、調整回数は24回、平均的な来院間隔
は1.0ヵ月でした。成長の残っている年齢での矯正治療であったため、歯の移動
が良好で治療期間を予想より約6ヵ月短く終える事が出来ました。

【顔貌所見】
上下顎前歯の位置は治療開始前とほとんど変化無いものの、鼻尖部とオトガイ
部(下顎骨の先端)の成長により口唇の突出感が減少しました。笑った時に歯
がきれいに並んで見える様になりました。

【口腔内所見】
上下歯列の抜歯スペースは閉鎖され、咬合平面は平坦化、上下歯列の正中は一
致し、上下の歯がバランスよく噛めるようになりました。側切歯部の口蓋側転
位による反対咬合も改善されています。

【X線写真所見】
パノラマX線写真所見では、明らかな歯根吸収や歯槽骨吸収などを認めず歯根
もほぼ平行に配列されています。 セファロX線写真の重ね合わせにより下顎骨
が前方に成長するものの下顎前歯が後退し上下口唇の突出感が改善し側貌にお
ける硬組織と軟組織のバランスが改善している事がわかります。大臼歯は近心
(前方)に移動し第2大臼歯の埋伏を改善しています。

【う蝕のトータルリスク比較】
う蝕のトータルリスクは初診時の「9」から動的治療終了時「8」に減少しま
した。これは初期治療後の再評価では歯の磨き残しである「プラークの蓄積量」
が減少したものの動的治療後に再度増加してしまったため大きなリスクの減少
になりませんでしたが、フッ素を診療の度に使用したため僅かにリスクが減少
しました。

【歯周病のトータルリスク比較】
歯周病のトータルリスクは初診時の「4」から動的治療終了時の「4」のまま
変化しませんでした。歯周病リスクは、初診時より高くなく「プラークの蓄積
量」が最も大きなリスク要因でした。これは初期治療後の再評価では減少した
ものの、動的治療後に再度増加してしまったためと考えます。

■考察
本症例は、成長期にある叢生歯列の一般的な症例でした。成長は年齢や性別に
よって成長量が大きい時期、成長量が僅かな時期、上顎骨が成長する時期、下
顎骨が成長する時期などがあり、治療のタイミングを正確に判断する必要があ
り、この判断ミスが治療結果にも大きく影響します。本症例では、年齢、性別、
骨格的な分析、手根骨の融合状態などから成長が落ち着いてきて将来的な歯並び
が予測可能となったので治療開始に適切と判断し良好な治療結果を得る事が出
来ました。

また、本症例では抜歯による矯正治療について治療開始前に特に慎重に説明を
行いました。現代医療では「最小の侵襲で治療を行うべき」と考えられており、
医科の領域では開腹手術が必要な疾患でも内視鏡手術で治療し手術による侵襲
を最小限にする技術が開発されその発達は目覚ましいものです。

矯正歯科においても「歯を抜かずに非抜歯矯正治療を行う」という治療方針は
患者さんにとって最小の侵襲治療と思えるかもしれませんが、適切な診断のな
い無謀な非抜歯の治療は術後に様々なデメリットを残してしまうため、最終的
に大きな侵襲を残し実は最小の侵襲治療ではなかったという症例にしばしば遭
遇します。

患者さんや保護者の方にとって歯を抜くという事は簡単に理解できるものでは
ないので非抜歯の治療を一度行ってみてダメだったら抜歯の治療に切り替える
と言う方もいらっしゃいますが、実際はそのような治療方針をとると治療期間
が長くなってしまったり、歯肉が退縮して取り戻せない問題が残ってしまう可
能性があるため現実的ではありません。

そこで本症例では、予測模型を作成して抜歯と非抜歯の違いを慎重に説明する
事で十分な理解が得られ、抜歯による適切な治療方針に対する同意が得られ、
治療期間も最短で理想的な歯並びを得られたものと考えています。

現在は、リテーナーを使用しながら保定観察を行っています。動的治療後の唾
液検査ではプラークの蓄積量が多いために十分なリスク改善が出来ませんでし
たので、再度プラークコントロール(歯ブラシの指導)など説明しリスクを下
げてから定期的なメインテナンスを行っています。

上顎右側の親知らずはもう少し萌出してくるようであれば抜歯する可能性もあ
りますが、現在は経過観察としています。

   
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■まつもとだより~学会報告~
歯科医師 布田花子

私たち矯正歯科医が所属する日本矯正歯科学会は全国の矯正歯科医約6000人が
会員となる大きな組織です。そして1年に1度学会大会があり全国から矯正歯
科に携わる歯科医療関係者が一堂に会し、いろいろなテーマの講演やポスター
発表、症例展示等を行います。

今年は長野県松本市で10月7日から9日まで開催され、ひるま矯正歯科もポス
ター発表を行いました。

◇矯正治療前後のリスクの変化に注目!!◇

今回の発表のテーマは矯正治療の開始前と治療後でお口の中のむし歯や歯周病
のリスクがどのように変化したかに注目し、ひるま矯正歯科で治療前後に行う
唾液検査のデータをもとに、今回は、外科的矯正治療(手術を併用した矯正治
療)を行った18歳から33歳の患者さんのデータを集計し分析しました。

結果として、治療前よりも治療後のお口の中の方が環境として良くなっている
事がデータからも明らかになりました。特に顕著な変化としては、歯肉からの
出血(BOP)が明らかに減少した事と唾液分泌量が増加した事の2点が挙げられ
ます。

◇毎回のクリーニングでBOPが減少!◇

BOP(歯肉の出血状態)は、歯周ポケットを調べるプロービングを行った際に出
血があるかどうかを見ており、出血があるということは炎症が起きていて不健
康な状態を示すサインです。逆に出血がないというのは健康な歯周組織である
サインになります。

治療前の歯並びはデコボコ(叢生)があったり、歯磨きがしにくい状況であった
りします。また、その磨きにくい場所に対して、自分でケアするのみでひるま
矯正歯科に来院するまではなかなか歯科医院での専門的な定期的クリーニング
(メインテナンス)を受ける機会のなかった方がほとんどです。

ひるま矯正歯科では矯正治療を開始する前にまず初期治療を行い、ブラッシン
グ指導とともに歯と歯周ポケットの中のクリーニングを行うことで歯垢や歯石
(=バイオフィルム)を除去し、むし歯や歯周病のリスクコントロールを行っ
た上で矯正装置を装着します。

矯正装置が入ってからは通常3~4週間ごとの通院となり、ワイヤーを含む矯
正装置の調整とともに、普段自分での歯みがきで落としきれていない部分のク
リーニングも毎回行う事で、継続的にバイオフィルムの破壊と除去を行ってい
ます。これが、歯と歯周組織の健康につながっていることがデータからも改め
て確認されました。

◇唾液検査で矯正治療による機能面の改善を立証◇

もう1つの変化は、治療前に比べて治療後の唾液分泌量が増加したことです。
唾液分泌量は噛むこと(咀嚼)と大きな関わりがあり、上下の歯がしっかり噛
めることにより分泌量が増えるのです。今回調べた外科的矯正治療を行った患
者さんは、歯の並び方だけでなく土台となる顎の骨にもズレのある状態でした
ので、矯正治療による治療前後での変化は非常に大きく、見た目だけでなく機
能的な状態が改善したことの証拠と言えるでしょう。

このように、矯正治療前よりも治療後のお口の中の状態がより健康になってい
ることを報告することで、これから矯正治療を行う方や今現在、装置を付けて
治療中の方もよりポジティブな気持ちにつながるといいと思います。

 
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□ ヒルマヤスアキのホッとひと息
「マザーハウス 山口絵里子さん」
院長 晝間康明

10月5日から10日まで山形県酒田市で開催された予防を行う全国の歯科医院が
集うオーラルフィジシャンチームミーティングにスタッフ全員で参加しました。
このミーティングでは世界の歯科医師を招聘し講演していただきますが、今回
は歯科とは関係のないマザーハウス社長山口絵理子さんのお話を聞くことがで
きました。講演では山口さんの発する一言一言に込められた強い思いがヒシヒ
シと伝わり、背もたれに寄りかかることもできず、涙を流しているのを周りの
スタッフに気づかれない様にしながらお話を聞きました。

マザーハウスはバングラディシュで鞄を生産し、先進国で販売する会社です。
この会社は山口さんが発展途上国であるバングラディシュの人々に永続して自
立する機会を提供し、本当の意味の支援を行う事を目的としています。山口さ
んは20代でバングラディシュの人を守るために、工場を設立する事を思い立ち
ます。しかし、詐欺に遭いバングラディッシュ人に大切な資金や試作品を奪わ
れてしまいます。山口さんはそのような状態になっても「なぜ自分がバングラ
ディシュ人を助けたいのか」という根本的な自問自答を繰り返し、「自分がお
かしいと思っている事をほっておけない」という自分の意志に基づく行動であ
る事に気づき、工場の再建を果たします。

僕は山口さんから、自分の意志に基づく行動はとても強くどんな困難にも屈し
ないという事を教えてもらいました。僕もなぜ予防歯科を、メインテナンスを、
スタンダードエッジワイズを患者さんに提供しているのかと改めて自問自答す
ると、それは患者さんにより質の高い健康を手に入れてもらって幸せになって
もらいたいという気持ちからです。

山口さんがバングラディシュの人々のために努力する姿はマザーテレサの様で
あり、正しい事を行う勇気や理解されない苦しみ、その逆境を乗り越える為に
は強い意志が必要である事を教えてくれました。僕は毎日の診療で1人でも多
くの患者さんの幸せに貢献できる様、自分の意志を強く持ち診療をしなければ
と思うのでした。

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■ ひるま矯正歯科からのお知らせ

◆年末年始の診療について◆

年末年始は12月29日~1月5日まで休診とさせていただきます。年末は28日午前
まで、年始は1月6日から通常診療となりますのでよろしくお願いいたします。

◆初診のご予約はお電話かホームページで◆

 フリーダイヤル:0120-025-559
初診受付ページ:https://plus.dentamap.jp/netuser/?id=37

◆ホームページをご覧ください◆

キャンセルによる予約の空き状況を当院ホームページとTwitterでお知らせ
しています。

 twitter:http://twitter.com/#!/hirumac
ホームページ:https://www.hiruma.or.jp

◆あなたの矯正治療体験を聞かせてください◆

ひるま矯正歯科で治療中または治療を終了された方で取材にご協力いただける
方を募集しています。

● 取材は30分~40分程度、ひるま矯正歯科で行います。

● 取材内容:矯正治療を始めた理由、ひるま矯正歯科を選んだ理由、矯正治
療中、大変だったことなどなど。ひるま先生の面白エピソードなどお持ち
の方は大歓迎!! 『ひるまだより』編集部が取材させていただきます。

● 掲載媒体:ひるま矯正歯科ニュースレター『ひるまだより』・ひるま矯正
歯科ホームページ

● 掲載内容:インタビュー記事、担当医師による症例解説・写真(治療風景
・スタッフとの記念写真・症例写真など)

ご協力いただける方は、お電話かメールでお知らせください。ご協力よろしく
お願いします。

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■ 編集後記

今回のインタビューでは、Yさんとお母さまのお二人にお話をうかがうことが
できました。お母さまはお嬢さんの抜歯を反対されたのでは!?と思いましたが、
ご自身も矯正経験者で抜歯経験者。抜歯の必要性をきちんと理解されておりま
した。お嬢さまの笑顔とそれを見守るお母さまの笑顔が印象的でした。
ぜひ『ひるまだより』または、ひるま矯正歯科サイトインタビューページをご覧
ください!

【ひるまだより】
https://www.hiruma.or.jp/html/newsletter_top.htm

【インタビューページ】
https://www.hiruma.or.jp/html/interview/interview22.htm

さて『矯正歯科専門医院からのお便り』次号は2014年1月末ごろ配信いたします。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

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◎ ひるまだより とは
ひるま矯正歯科で、隔月で発行しているニュースレターです。
下記アドレスからダウンロードできます。
https://www.hiruma.or.jp/html/newsletter_top.htm

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Presented by オーダーメイドの矯正治療《ひるま矯正歯科》

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